石器をつくろう

 旧石器時代の人のように、自分の手で石器をつくってみよう。石器の材料に適しているのは、均質で固いガラスのように割れる石だ。その中でも一番適している石は黒曜石だが、藤沢では見つからない。昔の人も黒曜石は、箱根、神津島、長野県和田峠等から入手していた。しかし、川原の石の中にも硬質砂岩やホルンフェルスなど石器に加工できる石を見つけて、つくることができる。
 川原に行って、材料となる石や道具になる石を探そう。

(硬質砂岩、ホルンフェルス) ハンマーストーン(石器を割るための握りやすい丸い石)

 大きい石は、川原で他のもっと大きな石にたたきつけて、破片をつくる。このとき、周りのに人がいないことを確かめて、自分の手足に打ち付けないように気をつけよう。

<その他に使う道具>
作業用の手袋(皮または軍手)、破片から目を守る防護めがねまたは水泳用ゴーグル

手袋をした左手に破片を持って支え、右手で石のハンマーで角を剥がすように割っていく。

(割っている様子) (できあがった手斧)

 それでは、小さな薄い破片から矢じりをつくってみよう。薄い破片を作るには、黒曜石などの塊を、石のハンマーで割る。石の角の部分を図のように叩いていやると石が剥がれるように割れる。この薄く割れた破片を使用する。黒曜石が手に入らない場合は、ガラスの破片などを利用してもよい。

(黒曜石の塊から剥片をつくる) (できあがった剥片、このままでもかみそりのように
よく切れる)

 この破片から、矢じりを作るためには、鹿の角のような道具が必要だ。これからの作業では、押圧剥離技法といって、叩かずに押して割る技法を使う。膝の上にタオルを引いて、押すようにして形を整えながら、周辺を剥がすように割っていく。鹿の角を手に入れるのは難しいので、その場合は太い銅線か五寸釘で代用することもできる。

(鹿の角のパンチ) (押圧剥離技法)
(左上 黒曜石の矢じり、左下 ガラスの矢じり、右は涙型の矢じり)

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