神奈川県内で観察できる主な火山灰等を紹介します。火山灰は、含まれている鉱物等にそれぞれ特徴があり、地層を対比させたり、堆積した時代を調べたりする手がかりとなる鍵(鍵層)になります。
○ テフラ 〜火山の噴火のときに、吹き飛ばされて、風によって運ばれた火山灰や火山岩塊のこと。
○ 火山灰 〜テフラのうち粒径が2mm以下のもの。
○ テフラ記号 〜テフラ名につけた略記号。
| テフラ記号 |
テフラ名 |
| TPfl |
箱根東京軽石に伴う軽石流堆積物 |
| Hk-TP |
箱根東京軽石層 |
| Hk-MP |
箱根三浦軽石層 |
| SP |
箱根三色旗軽石層 |
| CCP-1 |
箱根中央火口丘第1軽石層 |
| Hk-OP |
箱根小原台軽石層 |
| Kmp-1 |
吉沢中部軽石 |
| On-Pm1 |
木曽御岳第一軽石層 |
| TB-6 |
早田第一雲母軽石層 |
| AT(姶良Tn火山灰) |
姶良丹沢火山灰層 |
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▲箱根東京軽石に伴う軽石流堆積物(TPfl)(箱根町芦之湯)
TPとは東京パミス(軽石)という意味です。
flは、軽石流堆積物を表す記号です。 |
▲粒の大きさがあまり揃っていないことから、降下火山灰ではないことがわかります。
箱根火山の噴火(約6万年前)によって流れた火砕流の堆積物です。最も東は、川崎市まで到達しています。 |
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▲箱根東京軽石層(Hk-TP) (三浦市三崎町城ヶ島 馬の背)
Hkは箱根起源、TPは東京軽石を表すテフラ記号です。
神奈川県内最も広範囲で目立って観察することができます。
厚さは場所により異なりますが、藤沢では約40cm、大磯では2m以上にもなります。 |
▲石英はほとんど含まれていません。 箱根東京軽石に伴う軽石流堆積物(TPfl)の下に位置しています。
(参考「大磯丘陵の地質」平塚市博物館) |
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▲箱根三浦軽石層(Hk-MP)(茅ヶ崎市赤羽根)
MPは三浦軽石を表すテフラ記号です。
粒が大きくしっかりしています。 |
▲6〜7万年前の火山噴出物です。 箱根東京軽石層よりも下に位置しています。 |
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▲箱根三色旗軽石層(SP)(藤沢市江の島)
箱根東京軽石層と箱根中央火口丘第1軽石層の間に位置しています。 |
▲岩ぺんや軽石も含まれています。 |
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▲箱根中央火口丘第1軽石層(CCP-1)(箱根芦之湯)
CCPは中央火口丘軽石を表すテフラ記号です。それらを下から順に番号をつけてあります。
箱根三色旗軽石層の上に位置します。 |
▲かんらん石は含まれていません。 |
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▲箱根小原台軽石層(Hk-OP)(茅ヶ崎市立赤羽根中学校の西)
OPは小原台軽石を表すテフラ記号です。 |
▲岩片がやや多いです。 下末吉ローム層の最上部 |
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▲吉沢中部軽石(Kmp-1)(茅ヶ崎市赤羽根)
Kmpは吉沢ローム層の中部の軽石という意味です。 |
▲かんらん石、石英が少ないようです。 下末吉ローム層中に見られます。Pm-1の下に位置います。 |
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▲木曽御岳第一軽石層(On−Pm1)(秦野市九沢)
Onは木曽御岳起源、Pm1は第一軽石を表します。 |
▲およそ8万年前の火山噴出物です。 下末吉ローム層中に見られます。
OPの下、Kmpの上に位置します。 |
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▲早田第一雲母軽石層(TB-6)(秦野市市木沢)
TBは多摩ローム層中部という意味です。 |
▲かんらん石はほとんど含まれていません。 下末吉ローム層の下部の早田ローム層中に見られます。
約24万年前の火山噴出物です。(参考:秦野盆地の地質) |
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▲姶良丹沢火山灰層(AT(姶良Tn火山灰))
ATはAiraのAとTanzawaを取ったテフラ記号です。
立川ローム層中に見られます。
約2万年前の火山噴出物です。
火山ガラスが多く含まれます。 |