「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
15
国語科学習指導案
言葉っておもしろいな
〜方言と共通語〜
(小学校 第5学年)
国語科では、言葉で伝え合う能力を高めることを目標に位置づけており、自分の考
えを論理的に述べる能力、目的に応じた表現力や読み取る能力を育成することが求め
られています。これらの能力を育成するためには、児童が目的意識や課題意識を持っ
て話す・聞く・書く・読むなどの学習活動を行うことが大事なポイントとなります。
また、課題について調べたり、まとめたりしたことを相手に伝える活動を行うとき、
ITは大きな力を発揮します。
そこで、本単元のねらいを、方言について興味・関心を持って調べ、自分なりの方
法でわかりやすくまとめることと定め、@調べる Aまとめる B発信する C相互
評価する、それぞれの学習過程でIT機器を効果的に活用する学習指導案を作成しま
した。
--1/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
16
小学校国語科学習指導案
1 学年 第5学年
2 単元名 言葉っておもしろいな 〜方言と共通語〜
3 単元のねらい
○ 日本各地の方言に興味を持ち、意欲的に方言について調べたり、使ったりすることができる。
○ 聞き取り、本、インターネットなど、様々な調査方法を活用するとともに、調べたことを、自分
なりの方法でわかりやすくまとめることができる。
○ 各地の方言の特徴に気付き、共通語との違いを理解することができる。
4 単元について(IT活用の視点から)
本単元は、方言について調べてまとめたことを、各自思い思いの方法で発表する活動を通して、方言
の特徴に気づいたり、共通語との違いを理解することにねらいがある。子どもたちは、日頃テレビ番組
等で、日本各地に方言があることはわかっていても、実際の言葉の使い方やその地方の文化との関係、
また、自分たちが使っている言葉との共通点や違いまでは理解できていない。そのような児童が、方言
に興味・関心を持ち、普段あまり行き来のない親類や知人などと積極的に連絡を取り、直接方言につい
ての情報を収集できたら有意義な活動になるであろう。また、同じ日本でもこんなに言葉が違うという
不思議さ・おもしろさを味わわせたい。
さて、一口に情報を収集し、まとめると言っても、得た情報の内容をそのまま書き写したり、貼った
りしたのでは言語力は身に付かない。誰に、何を、なぜ、どのように伝えたいのかという目的意識を常
に持たせながら活動させたいと考えている。そして、図書館やインターネットから入手した資料を的確
に読み取って、その内容を自分の言葉でわかりやすく書き直したり、友達の作品に対する感想や意見を
相手に伝わるように簡潔に書くなど、目的に応じて書く力を高めることも本単元のねらいのひとつであ
る。
今回は、2〜3人のグループで学習を進めていくが、よりよい作品に仕上げるために、グループ内で
話し合う活動と各グループがお互いに相互評価する活動を取り入れていきたい。そのような活動を通し
て、話す力と聞く力、そして、相手の考えを尊重する態度を育てていきたいと考えている。
このように情報を収集・整理し、発信するという本単元のねらいを達成するためには、学習の流れの
中でITを効果的に活用していくことが必要となる。
そこで、本単元では、今後、すべての小学校において導入されるであろう、ワープロ・表計算・ペイ
ント、インターネット機能を備えた統合学習支援ソフトやプレゼンテーションソフトを活用して、興味
を持って調べたことを自分なりの方法でまとめ、情報発信できる能力を培うことを考えた。
具体的なIT機器の活用の効果であるが、まず、「方言関係サイトリンク集」を担任が事前に作成す
ることにより、児童がインターネットで検索する時間を短縮することができる。次に、統合学習支援ソ
フトやプレゼンテーションソフトを活用することにより、方言新聞・方言集・方言地図・方言かるた・
方言紙芝居・方言クイズ・方言くらべなど、調べたことの表現方法の幅が広がることが予想される。当
然、写真や絵などの画像をデジタルカメラ、スキャナなどを使って作品に取り込む児童もいるであろう。
--2/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
17
調べた方言を自分の声で録音し、作品の地図上にボタンとして貼り付けることも可能である。中には、
親戚の方に、生の方言を音声メールで送っていただくことを考える児童もいるかもしれない。このよう
な様々な児童の発想、要望に応えてくれる統合学習支援ソフトのすばらしい機能を十分に活用し、国語
科における児童の伝え合う力を高めていきたい。
学習の最後に作品の相互評価を行うが、各グループが作成する作品の相互評価のページに、多くの友
達の感想や意見が書かれて保存されるので、本人の自己評価能力の育成につながることが期待される。
また教師の立場からすると、個々の児童の作品をパソコンの画面上で次々に評価できるだけでなく、作
品に書かれた子どもたちの感想や意見を評価することもできるので非常に効率的である。
5 単元の評価規準
国語への
関心・意欲・態度
書く能力 読む能力
言語についての
知識・理解・技能
ア 身近な生活から、方
言について意欲的に情
報を集めようとしてい
る。
イ 友達同士、お互いに
良い点を認め合い、よ
りよい作品を作ろうと
している。
ア 書く必要のあること
を整理して書くことが
できる。
イ 自分の感想や意見を
相手にわかりやすく簡
潔に書くことができ
る。
ア 図書室の本やインタ
ーネットで検索した文
章から必要な情報を的
確に読み取ることがで
きる。
イ 自分の考えを明確に
しながら人の作品を読
むことができる。
ア 方言の特徴に気付
き、共通語との違いを
理解することができ
る。
6 指導計画(8時間扱い)
○ 学習 のねらい 評価項目
予想される活動
・ 主な学習活動
指導のポイント
本単元で扱いたい
IT機器の活用例 関 書 読 言
○方言と共通語の意味とその違いを知る。
・いろいろな方言を聞き、意味を考える。
・知っている方言を発表する。
○方言について、調べたいことを決める。
特定の地域の方言を調べる。
いろいろな地域の方言を調べる。
特定の言葉の地域ごとの違いを調べ
る。
1
○VTR・CD ・テープな
どでいくつかの方言
例を紹介する。
○日常の生活の中から
方言の使用例を見つ
けることができた
か。
VTR・CD ・テー
プ
◎
ア
2 ○グループづくりをする。
・友達の研究内容を知る。
○調べる計画を立て、学習の見通しを持つ。
・情報の収集方法を考える。
○同じような研究内容
の者同士2人〜3人
のグループを作る。
○自分たちでできるこ
とから考えさせる。
電話・FAX
電子メール
○
イ
--3/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
18
インターネット 図書館 先生方
知人への聞き取り FAX メール
・情報のまとめ方について考える。
方言新聞 方言集 方言地図
方言かるた 方言紙芝居
方言クイズ 方言くらべ
○調べる内容にふさわ
しい情報収集方法と
まとめ方であるかを
考えさせる。
○学習統合ソフトの活
用の仕方を例示す
る。
インターネット
検索
統合学習ソフト
の活用の方法
3
・
4
・
5
・
6
○計画に従って方言について調べたことを
まとめる。
・役割分担をする。(情報収集とまとめ)
・いろいろな方法で情報を収集する。
・集めた情報を記録・保存する。
・収集した情報を整理し、わかりやすく加
工する。
・画像や音声を貼り付ける。
・地図の上に文字を書く。
・方言を表にまとめる。
・自分の感想や考えをまとめる。
・相互評価のページを作成する。
○方言に関するリンク
集を提示し、活用方
法を説明する。
○発表の方法に合った
情報の収集・記録の
仕方を考えるよう示
唆する。
○文書作成、表計算、
ペイントの各機能を
効果的に活用するよ
う助言する。
リンク集作成の
仕方
デジタルカメラ
やスキャナから
の画像の取り込
み
データ整理 方
言の音声記録化
◎
ア
◎
ア
◎
ア
◎
ア
7
(
本
時
)
・
8
○お互いの作品を鑑賞し合う。
・友達の作品を順番に見る。
・評価のページに感想や意見を書く。
・書かれた感想や意見を読み、修正を加え
る。
○作品の表現の工夫な
どに気付いている
か。
○自分の感想や考えを
わかりやすく書けた
か。
PCルーム教育
システム
◎
イ
◎
イ
○
イ
○
ア
7 本時の目標
◎よりよい作品にしようとする意欲を持つことができる。
◎作品の良さや工夫しているところを相手に伝わるように自分の言葉で簡単に書くことができる。
○他のグループの作品から、いろいろな方言の特徴に気付き、共通語との違いを理解することができ
る。
8 本時の展開(7/8)
学 習 活 動 と 内 容 教 師 の か か わ り 評 価
1 本時のめあてを確認
する。
作品を鑑賞し合い、方言の学習を深めよう。
--4/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
19
@研究テーマが他グル
ープにわかるように
表示を工夫する。
A学習発表会の手順を
把握する。
2 他のグループの作品
を見て感想や意見を
書く。
@作品を見て学習す
る。
A学習カードに記入す
る。
B感想・意見を書く。
3 作品をより良いもの
に仕上げる。
@感想や意見を読み、
話し合う。
A自分の担当の部分に
修正を加える。
4 次の時間に修正した
作品で発表を行うこ
とを確認する。
○興味のある作品から見て回るよう助言する。
○新たにわかったこと、興味を持ったこと、感心し
たこと、アドバイスしてあげたいことなどを学習
カードに記入するよう助言する。
○相手に自分の考えがはっきりと伝わるように、書
き方を工夫する視点を提示する。
@どの点が良いのか(良くないのか)
Aどうして良いのか(良くないのか)
Bどうしたらもっと 良くなるか。
○相互評価欄には記名して書くように指示する。
○納得のできる友達の意見は、積極的に取り入れる
ように、反対に、意味がわからないところなどは
書いた本人に聞くよう指示する。
○修正後、指摘した児童に確認してもらうようにす
る。
○良い作品、児童の評価の高い作品を一斉送信によ
り全員に紹介する。(PCルーム教育システム)
○よりよい作品にしようとする意欲を持つことが
できるようにする。
【知識・理解・技能】
○いろいろな方言の特
徴に気付き、共通語
との違いを理解する
ことができる。
<学習カード>
【書く能力】
◎自分の感想や意見を
相手にわかりやすく
簡単に書くことがで
きる。
<作品中の相互評価欄>
【関心・意欲・態度】
◎友達同士、お互いに
良い点を認め合い、
よりよい作品を作ろ
うとしている。
<グループでの話合い>
<作品を鑑賞する態度>
友達の作品の良いところを見つけ、自分たち
の作品に生かそう。
--5/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
20
資資資資 料料料料
方言リンク集集集集
<<<<児童児童にににに紹介紹介するリンク集集集集>>>>
YAHOOきっず「「「「日本日本のののの」」」」方言方言リンク集集集集
http://kids.yahoo.co.jp/around_the_world/languages/ Nihon_no_Hogen/
山形県三川のののの方言方言
http://www.town.mikawa.yamagata.jp/hougen/hou_top.h tml
ふるさとの方言
http://nlp.nagaokaut.ac.jp/hougen/
方言のののの学習学習
http://www.saga-ed.go.jp/materials/edq01459/
キッズgoo方言リンク集集集集
http://kids.goo.ne.jp/sirabemono/note028.html
<<<<指導者指導者がががが参考参考にしたいリンク集集集集>>>>
方言データベースをををを作作作作ろうろう
http://application.nicer.go.jp/contents/1827/kyozai .html
全国方言アンケートのののの協力協力をををを頼頼頼頼もうもう
http://application.nicer.go.jp/contents/3348/28de67 63-1169-11d5-9160-00e0298723b7/kyozai.html
方言をををを調調調調べるべる計画をををを立立立立てようてよう
http://application.nicer.go.jp/contents/3352/7b876a a1-1191-11d5-9160-00e0298723b7/kyozai.html
アンケート結果をもとに、、、、交流校交流校をををを見見見見つけようつけよう
http://application.nicer.go.jp/contents/3348/28de67 6c-1169-11d5-9160-00e0298723b7/kyozai.html
--6/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
21
算数科学習指導案
かけ算九九をマスターしよう!
〜数と計算〜
(小学校 第2学年)
2年生のかけ算九九の学習は、その後の算数科の学習を進めていく上で非常に重要
な計算の基礎・基本となる学習です。しかし、その学習指導は、計算カードを暗唱す
る方法を中心に行われることが多く、新しい指導方法があまり開発されていないのが
現状です。
そこで本事例では、表計算ソフトの様々な機能を活用し、児童個々の能力とめあて
に応じた学習が展開できるように工夫しました。
本時の授業は、九九の学習が一通り終了した後の総まとめの学習であるとともに、
学習したことがどの程度身に付いているか力試しをしたり、評価をしたりする授業で
もあります。ここでは、個に応じた学習として三つのコースを用意しました。ITの
活用により、児童が楽しく意欲的に取り組むことを期待しており、算数の基礎・基本
となる計算能力の習熟を図ることをねらっています。
--7/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
22
小学校 算数科算数科学習指導案
1 学年 第2学年
2 単元名 かけ算って何? 〜かけ算九九をマスターしよう!〜
3 単元のねらい
○ 乗法がどんな時に用いられるか知り、それを式で表したり、その式を読んだりすることができる。
○ 乗数が1増えると、積は被乗数分だけ増えることや交換法則などの性質を調べ、その性質を乗法
九九を作ったり、計算を確かめたりすることに生かすことができる。
○ 乗法九九について知り、1位数と1位数との乗法の計算が確実にできる。
4 単元について(IT活用の視点から)
2年生のかけ算九九の学習は、その後の算数科の学習を進めていく上で非常に重要な計算の基礎・基
本となる学習である。しかしながら、その学習指導方法は、計算カードの暗唱を中心にしたものがほと
んどで新しい指導方法が開発されていないのが現状である。
そこで本単元は、表計算ソフトの様々な機能を活用し、児童個々の能力とめあてに応じた学習が展開
できるように設定した。活用した表計算ソフトの機能は、@表計算のシートのセルへ表示条件を設定す
る機能。A乱数表示で、各セルの数字を瞬時に変える機能。Bシートをいくつも増やすことができ、各
シートを多目的に活用できる機能である。これらの機能を活用して、児童が楽しく九九の学習を進めて
いくことができる教材を開発し、単元の半ば(2〜5の段まで学習した時点)と終末(本時)に活用す
ることを計画した。
本時の授業は、九九の学習が一通り終了した後の総まとめの学習であるとともに、学習したことがど
れぐらい身についているか力試しをしたり、評価をしたりする授業でもある。ここではITの活用によ
り、児童が個に応じた学習に楽しく意欲的に取り組むことを期待しており、算数の基礎・基本となる計
算能力の習熟を図ることをねらっている。学習意欲が高まるように、個々の能力に応じた3つのコース
(がんがんスピードコース・じっくりかくじつコース・なるほどナットクコース)を設け、自らの選択
により学習が進んでいくように工夫をした。PC教室での学習を想定しているが、学校によってはその
環境に違いがある。PCの台数に応じていくつかの二人組をつくり、交互に計算勝負をするのも楽しい
であろう。児童の配置は各担当教師が工夫してほしい。
また、本教材は、問題が自動的に作成されるところに特徴がある。普通、問題の作成や印刷にはかな
りの時間がかかる。一度本教材を作成してしまえば、それらの時間を他の教材研究の時間にあてること
ができるし、デジタルデータとして保存しておけば1年から6年まで、加法、減法、乗法、除法などの
暗算の習熟を図ることに活用できることもこの教材を作成する大きなメリットである。
さらに、教室における一斉授業において本教材を活用する場合は、導入の復習、終わりのまとめで、
大きく映し出して児童全員で問題を解く方法が考えられるが、機器のセッティングなどの準備などを考
えると、むしろ問題をプリントアウトして児童に配布する方法の方が適切であろう。このように、IT
の活用の利点として、デジタルデータが保存でき、いつでも使いたいときに児童の実態に応じて加工を
簡単に加えることができること、そして、すぐに印刷して活用できるということがあげられる。
--8/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
23
このように、本授業におけるITの活用は、主に児童の学習意欲と学習効率の向上を目的としている
が、本単元におけるその他のIT活用としては、九九が使える場面をデジカメで撮影し投影する、九九
表を投影し九九のきまりを考えるヒントとする、などが考えられる。また、かけ算の意味について考え
させたり、気付かせたり、児童の理解の支援となるITの活用方法についても今後工夫していく必要が
ある。
5 単元の評価規準
算数への
関心・意欲・態度
数学的な考え方
数量や図形についての
表現・処理
数量や図形についての
知識・理解
・ 累加や乗数と積の関
係、交換法則など乗
法について成り立つ
性質を用いて乗法九
九を構成しようとす
る。
・ 乗法九九を用いた
り、乗法九九を見直
したりして乗法につ
いて成り立つ性質や
決まりを進んで見つ
けようとする。
・ 簡単な計算方法を工
夫したり考えたりす
る。
・ 同じ大きさの幾つ分
という見方でとらえ
る。
・ 累加や乗数と積の関
係、交換法則など乗
法について成り立つ
性質を用いて乗法九
九を構成する。
・ 九九表を用いて乗法
についての性質を見
つける。
・ 乗法九九が用いられ
る場面を具体物で表
したり、言葉や式で
表したりすることが
できる。
・ 乗法九九を確実に唱
えることができ、用
いることができる。
・ 九九表を作ることが
できる。
・ 乗法は、一つ分の大
きさが決まっている
ときに、その幾つ分
かにあたる大きさを
求める場合に用いら
れることを理解して
いる。
・ 乗数が1増えると、
積は被乗数分だけ増
えることや、交換法
則などの性質を理解
している。
6 単元指導計画(27時間扱い)
評価項目
○ 学習のねらい
・主な学習活動
○指導のポイント
考えられる
IT機器の
活用例
関
心
考
え
表
処
知
理
1
〜
4
・5×□、2×□、4×□、3×□について
考える。
・かけ算の式を書き、読み方を練習する。
・絵を式に、式を絵に書き表す。
・身近な例からかけ算になるものを探す。
・5×3=5+5+5のように、2×□、4
×□、3×□についても加法で答えを求め
る。
○決まっている数×幾つ分の
意味がわかりやすい写真や絵
を用意する。
○おはじきなどの具体物を活
用する。
○わかりやすい例を選ぶ。
○すでに提示した例を用い全
員の答えが一致するように、
数えて確認する。
@デジタルカ
メラで良い
例を写して
プロジェク
タで紹介す
る。
◎ ◎ ○ ◎
5
〜
8
・5と2の段の九九を書き、暗唱する。
・九九カードをつくり、一人で練習する。
・カルタなどで遊びながらおぼえる。
○5ずつ(2ずつ)増えること
を確認する。
○数えることや足し算の効率
の悪さを押さえる。
A問題を投影
し全員で復
習する。
○ ○ ◎ ◎
○かけ算の意味について考えましょう
○5と2の段の九九をおぼえよう
--9/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
24
9
〜
12
・3と4の段の九九を書き、暗唱する。
・九九カードを活用しておぼえる。
・習った段の九九表を作る。
○3ずつ(4ずつ)増えること
を確認する。
○大きい方からの九九の暗唱
も取り入れる。
A問題を投影
し全員で復
習する。
○ ○ ◎ ◎
13
・問題を速く、たくさん解く。
○PCの操作を全員に十分理
解させてから始める。
EPCルーム ◎ ◎
14〜
17
・6と7の段の九九を書き、暗唱する。
・九九カードを活用しておぼえる。
・6と7の段の九九を使う問題を作る。
○6ずつ(7ずつ)増えること
を確認する。
○2〜7の段の問題となる具
体物を用意する。
A問題を投影
し全員で復
習する。
○ ○ ◎ ◎
18〜
21
・8と9の段の九九を書き、暗唱する。
・九九カードを活用しておぼえる。
・文章問題を解く。
○8ずつ(9ずつ)増えること
を確認する。
○少しずつ具体物や絵などの
活用を減らしていく。
A問題を投影
し全員で復
習する。
○ ○ ◎ ◎
22〜
23
・1の段の九九を書き、暗唱する。
・九九表を完成させる。
○1ずつ増えることを確認
する。
B九九表をプ
ロジェクタ
で写す。
○ ○ ◎ ◎
24〜
25
・5×4=5×3+5×1
・5×4=4×5
・グループで場面探しを行いメモする。
・作った問題をグループ同士で解き合う。
○九九表から同じ答えを見つ
けさせる。
○表の縦横の増減に着目させ
る。
○教室や校舎内で使える場所
の例を提示する。
B九九表をプ
ロジェクタ
で写す。
C事例をプロ
ジェクタで
写す。
◎ ◎ ○
26
・2倍、3倍・・の長さのリボンをさがす。
・□の2倍、3倍・・を求める問題を解く。
○プリントに色を塗らせ、長さ
を求める式を書くよう指示す
る。
Dプレゼンソ
フトで説明
する。
○ ◎ ○
27
本
時
・スピードを競って問題を解く。
・多くの問題を確実に解く。
・文章穴埋め問題を解く。
○3つのコースのどの問題に
も一度は挑戦するよう指示す
る。
EPCルーム
教育システ
ム
◎ ◎
○3と4の段の九九をおぼえよう
○2〜5の段までの九九をマスターしよう
○6と7の段の九九をおぼえよう
○8と9の段の九九をおぼえよう
○1の段の九九をおぼえよう
○九九のきまりについて考えよう
○九九が使える場面をさがしましょう
○何倍の長さか考えましょう
○かけ算九九をマスターしよう
--10/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
25
7 本時の目標
◎乗法九九の問題を能力に応じて速く正確に解くことができる。【数量や図形についての表現・処理】
◎乗法は、同じ大きさの幾つ分という見方でとらえることができる。
【数量や図形についての表現・処理】
○乗法九九の問題を楽しみながら、意欲的に取り組むことができる。【関心・意欲・態度】
8 本時の展開(27/27)
学 習 活 動 と 内 容 教 師 の か か わ り 評 価
※1人か2人で一台のPCを
使う。
1 本時のめあてを確認する。
○穴埋めコースの学習の仕
方を理解する。
○記録の仕方を知る。
2 チャレンジタイム@
○好きなコースの問題を解
く。
○記録カードに、記録や感想
を記入する。
3 チャレンジタイムA
○試したいコースの問題を
解く。
○記録カードに、記録や感想
を記入する。
4 単元のまとめをする。
○記録を称え合う。
○感想を発表する。
○九九を全員で暗唱する。
○前回のPC教室での学習を想起させ、三つのコー
スのパソコン操作方法を確認する。
・一斉送信により学習方法を説明する。
・全問正解しないと次の問題へは進めないことを
押さえる。
○学習記録カードの記入の仕方を説明する。
○二人組のところは、交互に問題を解いたり、二人
で競ったりするよう助言する。
○あせらずに確実に一問ずつ解いていく方が速く
クリアできることを伝える。
○理解が不十分な児童には、穴埋めコースを勧め乗
法の意味理解の習熟を図る。
○今後、日常の生活や算数の授業の計算の基礎とな
ることを押さえる。
【関心・意欲・態度】
○乗法九九の問題に
楽しみながら意欲
的に取り組んでい
る。
<行動観察>
【表現・処理】
◎乗法九九の問題を
できるだけ速く正
確に解くことがで
きる。
<記録カード>
<受信画面>
【表現・処理】
◎乗法は、同じ大き
さの幾つ分という
見方でとらえるこ
とができる。
<記録カード>
<受信画面>
9 本時におけるITの活用
本時の授業では、教師が事前に表計算ソフトで作成した自動問題作成教材(別添資料)を使う。この
教材には、一般のパソコンにインストールされている表計算ソフトの機能を使って比較的簡単に作成で
きるというだけでなく、この機能が乗法九九はもとより、加法・減法・乗法・除法、その他の計算問題
作成にも応用できるという大きなメリットがある。市販の学習ソフトにも類似品があるだろうが、自分
のパソコンで、児童の実態に応じて作成できるという点では、市販ソフトよりもその学習効果は期待で
パソコンでかけ算九九をマスターしよう。
1回目は一番好きなコースに挑戦しよう。
2回目は苦手なコースにも挑戦しよう。
かけ算九九の学習のまとめをしよう。
--11/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
26
きる。
また、ゲーム感覚で学習できる本教材は、児童の学習意欲と集中力を高め、計算力の習熟を図ること
ができる。今回は、2〜5の段まで学習した時点で本時と同様の授業を計画した。PCが数多く使える
環境が整っているのであれば、本教材を使う機会を増やしてもよいのではないか。
その他のIT活用としては、児童の学習の様子を各児童用PCから教師用PCへ受信することにより
把握する方法を考えた。記録カードだけでなく、実際の児童が問題を解く様子から評価できるのでその
場で適切な支援をすることができる。
さて、本教材の内容と特徴であるが、三つのコース(「がんがんスピードコース」・「じっくりかく
じつコース」・「なるほどナットクコース」)を用意し、児童の能力や意欲にあわせて選択できるよう
にしてある。各コースの内容は次の表のとおりであり、どのコースも指定したキーを押すたびに次のス
テージに進み、新しい問題が自動的に画面に表示されるようになっている。また、何ステージクリアし
たかについてもわかるようにしてある。本教材の作成方法・操作方法については別添資料を参考にして
いただきたい。
コース名 学 習 内 容
「がんがんスピードコース」 5×5=25問をONEステージとする。
「じっくりかくじつコース」 10×10=100問をONEステージ とする。
「なるほどナットクコース」 4×5=□ 3×□=6 □×7=42 などの問題を10問ONEステージ
とする。
--12/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
27
資資資資 料料料料
教材「かけ算九九をマスターしよう!」作成方法
((((1111))))教材教材ののののイメージイメージ画面
三つのシートから、チャレンジしたいコー
スを選択します。
@@@@ 3コースとも、答えの数字 をキーボードで
打ち込み、エンターキーを押して、正解 の
場合はセルの色が変わるようになってい
ます。
<<<<@スピードコース> <Aかくじつコース>
<Bナットクコース>>>>
※※※※間違間違えると色色色色がががが変変変変わらないわらない
AAAA 全問正解したら、F9キーを押します。
すると、新しい問題 が表示されます。
--13/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
28
((((2222))))作成作成のののの手順手順 ((((スピードコーススピードコースをををを例例例例にににに説明説明します。)
((((作業作業1111))))一一一一つのつのセルにににに答答答答がががが正解正解のののの場合場合のののの書式書式((((例例例例えばえばセル全体がががが赤赤赤赤くなるくなる))))をををを設定設定する。。。。
@ 乗数と被乗数の10 のセルに1〜9
の適当な数字を入れる。
A C8C8C8C8を左クリック→書式の条件付
きききき書式書式をクリックする。
B 条件1(1)にセルのののの値値値値がががが 次次次次のののの値値値値にににに等等等等しいしい((((====C$7*$B8C$7*$B8C$7*$B8))))と表示する。
C 書式をクリックし、正解の時のセルC8
の書式を設定する。(赤くなるなど)
D 試しにC7×B8(事例の場合、4×7)の答28をC8に打ち込み、リターンキーを押してC8
のセルが設定した書式(赤くなるなど)になるか確認する。
((((作業作業2222))))残残残残りりりり 24242424 ののののセルセルにににに正解正解のののの場合場合のののの書式書式((((例例例例えばえばセル全体がががが赤赤赤赤くなるくなる))))ををををコピーコピーする。。。。
E C8 を右クリック→コピーをクリ
ック
F C8 を左クリックG12までポイン
タを移動し25252525 個個個個ののののセルセルをををを範囲指範囲指
定定定定する。
G クリック→形式をををを選選選選んでんで貼貼貼貼りりりり付付付付けけけけ
をクリック→貼り付けの書式を選
択しOKをクリック
=C$7*$B8の$マークは、「絶対番地 」といい、C$7 は、7の行は変わらない。
$B8は、B の列は変わらないことを表しています 。つまり、C$7*$B8は、C から先
の 7 の行×8から先のBの列の積を表しています。ですから、表をつくる
位置により、書式を設定する番地が変わりますので気を付けてください。
--14/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
29
H 試しに25問の解答を打ち込み、設定した書
式になるか確認する。
((((作業作業3333))))乗数乗数とととと被乗数被乗数のののの 10101010 ののののセルセルにににに 1111〜〜〜〜9999 ののののランダムランダムなななな数字数字がががが表示表示されるようにする。。。。
I 乗数と被乗数の10 のセルのいずれか(ここ
ではC7とする)に、int(rand( )*9)+1 と書
き込む。
※半角大文字でも大丈夫
J C7を右クリックコピーし、残りの乗数と被乗数の9つのセルに右クリックで貼り付ける。
K F9キーを押すたびごとに、セル内の数字が変わることを確認する。
※以上の方法で、@@@@スピードコーススピードコースとAAAAかくじつかくじつコースを作成することができます。
((((作業作業4444))))BBBBナットクコースナットクコースをををを作成作成します。。。。
L 最初に画面のデザインを、右図のように作成します。
M 前のコースの作業3と同様に、等式の左辺の出題箇所に1〜9の
ランダムな数字が表示されるようにします。
乱数表示機能により、同じ数字が2つ〜3つ表示されることがありますので、そういうとき児童に
は、「幸運なお休みタイム」「時間が稼げるチャンス」などと説明するのがよいでしょう。
入力する式
=INT(RAND()*9)+1
--15/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
30
N 式を入力したセルを、コピーし、左辺の問題を表示するセルに、「形式を選択して貼り付け」
から「数式」を選択して貼り付けます。F9キーを押して再計算すると、ランダムに数字が表
示されることを確認します。
O 等式の右辺のセルに式を入力します。かけ算の結果に相当し
ますので、出題セル(D列またはF列)のセルの内容に、ラ
ンダムな整数をかけて、その計算結果が表示されるようにし
ます。また、その下のセルには、出題セルの番地に変更して
入力します。
P 上のOで式を入れた2つセルをコピーし、式の右側のセル全
体に貼り付けます。
Q 児童が解答を入力するセルに、条件付き書式を設定します。
R これで完成です。
F9キーを押して、出題が変更されることを確認してください。
S 改良点
解答するセルがとびとびになっている場合、消すのが面倒で
す。また、誤って消すこともあります。セルの保護によって誤
操作を防いだり、マクロによって自動的に入力した解答を消し
たりする方法が有効です。
入力する式
=D6*(INT(RAND()*9))
入力する式
=F7*(INT(RAND()*9))
なお、設定する条件の式は、いくつか考えられます。
このセルをコピーし、他の入力用セルを選択して、「書式
を貼り付け」で、条件付き書式を設定します。
--16/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
31
理科学習指導案
体のつくりや働きを考えよう
〜人や動物の体〜
(小学校 第6学年)
学習指導要領においては、基礎・基本を確実に身に付けさせ、それを基に、自ら
学び自ら考える力などの「生きる力」を育成することを基本的なねらいとしていま
す。
ITを活用することは、授業における指導の充実を図り、児童の思考を助け、学
習内容の理解を深めることなど、このねらいを実現するために有効です。
このため、ここでは、児童が体内の器官のつくりや血液の流れ等を視覚的にとら
えることができる教材として、学校教育放送番組を編集したビデオを中心に教育用
ソフトやインターネットを活用した学習指導案を作成しました。
--17/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
32
小学校 理科学習指導案理科学習指導案
1 学年 第6学年
2 単元名 人や動物の体
3 単元の目標
人及び他の動物を観察したり資料を活用したりして、呼吸、消化、排出及び循環の働きを調べ、人及
び他の動物の体のつくりと働きについての考えをもつようにする。
4 単元について
本単元では、自分の体について、そのつくりや働きを他の動物と比較しながら学習を進めていく。学
習内容は、体内に酸素が取り入れられ、体外に二酸化炭素などが出されていること。食べ物は、口、胃、
腸などを通る間に消化、吸収され、吸収されなかった物は排出されること。血液は、心臓の働きで体内
を巡り、養分、酸素及び二酸化炭素を運んでいることと示されている。
呼吸、消化については、呼気・吸気やだ液の実験からの呼吸器官・消化器官のしくみをとらえさせて
いくが、全体としては調べ学習が中心となる。そのため、児童の興味・関心・意欲を高める資料等を十
分に用意する必要がある。
ここでは、その資料の一つとして、各器官のしくみや働きを視覚的にとらえることができるように学
校教育放送番組を編集し、活用する指導計画を作成した。また、教育ソフトの活用やインターネットに
よる情報収集については、参考例を提示した。
5 単元の評価規準
関心・意欲・態度 科学的な思考 技能・表現 知識・理解
・ 人や他の動物の呼吸、
消化、排出及び循環な
どの働きに興味・関心
を持ち、自ら体の内部
のつくりや働きを調べ
ようとする。
・ 人や他の動物の体のつ
くりや働きに生命のた
くみさを感じ、それら
の関係を調べようとす
る。
・ 人や他の動物の体のつ
くりや呼吸、消化、排
出、循環などの働きを
多面的に考えることが
できる。
・ 人や他の動物の体のつ
くりと呼吸、消化、排
出、循環などの働きと
のかかわりについて推
論することができる。
・ 人や他の動物を観察
し、指示薬や気体検知
管、石灰水などを適切
に使って呼気と吸気の
違いを調べ、記録する
ことができる。
・ 人や他の動物を観察
し、映像資料や魚の解
剖、模型などを活用し
て呼吸、消化、排出、
循環などの働きを調
べ、記録することがで
きる。
・ 体内に酸素が取り入れ
られ、体外に二酸化炭
素などが出されている
ことがわかる。
・ 食べ物は、口、胃、腸
などを通る間に消化、
吸収され、吸収されな
かった物は排出される
ことがわかる。
・ 血液は、心臓の働きで
体内を巡り、養分、酸
素及び二酸化炭素を運
んでいることがわか
る。
6 教育ソフト名、インターネットによる情報収集について
(教育ソフト)
人体のしくみ はっぴょう名人 みんなのプレゼン
マルチメディア 人体 わくわくまるちらんど
--18/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
33
(インターネット)
文部科学省 http://www.mext.go.jp/
教育情報ナショナルセンター http://www.nicer.go.jp/
http://www.shinko-keirin.co.jp/
http://www.tokyo-shoseki.co.jp/
http://www.dainippon-tosho.co.jp/
http://www5.mediagalaxy.co.jp/kyoiku-shuppan/
教科書会社
http://www.shinkyo-net.co.jp/~shinkyo-pub/
http://kids.goo.ne.jp/index.html
http://kids.yahoo.co.jp/
http://kids.gakken.co.jp/kagaku/rika/index.htm
http://www.sing.co.jp/link/rika/seibutu6_link.html
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/edu-index.htm
児童向け
http://www.nhk.or.jp/school/digital/index.html
7 使用した学校教育放送番組について
平成元年度作成 「からだのつくりとはたらき」 平成10 年度作成 「食べ物のゆくえ」
平成 2 年度作成 「心臓と血液の働き」 平成13 年度作成 「血液の働き」
平成 9 年度作成 「呼吸のしくみ」
8 指導計画(12時間扱い)
評価項目 時
数
○学習のねらい
・主な学習活動
指導のポイント ITの活用例
関 思 技 知
1 ・ 人や動物の体のつくり
や働きについて、疑問を
整理し、調べる計画を立
てる。
◇ 生きていくために何を
しているか(生命を維持
するという観点から)児
童の生活経験をもとに
話し合いを進め、学習の
見通しがもてるように
する。
・ 教育用ソフト
・ インターネットによる情報
収集
◎
2
・
3
・
4
○ 食べ物は、口、胃、腸な
どを通る間に消化、吸収
され、吸収されなかった
物は排出されることを
とらえることができる。
・ だ液の働きや消化のし
くみなど、食物の消化と
吸収について調べる。
◇ だ液の働きから、他の消
化器官や消化液につい
て関心を持てるように
する。
◇ 人と比較しながらその
差異をとらえやすくす
るため、動物などの消化
器官について資料を準
備する。
※ビデオクリップ
(口から食道)
(食道)
(胃)
(小腸)
(大腸)
(ウサギの小腸)
(だ液の実験)
(牛)
(魚)
(鳥)
(じん臓)
・ 教育用ソフト
・ インターネットによる情報
収集
○ ◎ ◎ ○
5
・
6
○ 体内に酸素が取り入れ
られ、体外に二酸化炭素
などが出されているこ
とをとらえる。
◇ 実験や資料をもとに動
物による呼吸器官の違
いや共通性をとらえや
すくする。
※ビデオクリップ
(肺ほう)
(肺の模型)
(肺と心臓)
○ ◎ ◎ ○
--19/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
34
・ 吸う息と吐く息の違い
や肺のしくみなど、呼吸
について調べる。
◇ 呼気と吸気の違いにつ
いての実験は、石灰水に
よる確かめだけに終わ
らないようにする。
(カエルの呼吸)
(呼気と吸気)
(BTB 液の実験 )
・ 教育用ソフト
インターネットによる情報収
集
7
・
8
(
本
時
)
・
9
○ 血液は、心臓の働きで体
内を巡り、養分、酸素及
び二酸化炭素を運んで
いることをとらえる。
・ 心臓の働きや脈拍、血液
の働きなどについて調
べる。
◇ 心臓や肺の働きが視覚
的にとらえやすい資料
を準備する。
◇ 消化器官、呼吸器官、循
環器官の働きを関連づ
けて考えたり、まとめた
りすることができるよ
うにする。
※ビデオクリップ
(カエルの心臓)
(血管のレントゲン)
(血液の成分)
(心臓の模型)
(心臓の動き)
・ 教育用ソフト
・ インターネットによる情報
収集
○ ◎ ◎ ○
10
・
11
・
12
・ これまでに調べたこと
をまとめて発表し合う。
・ さらに調べたいことに
ついては、書籍、人体模
型、インターネットなど
を活用する。
◇ まとめ方については、テ
ーマに沿ってそれぞれ
工夫できるようにする。
・ 教育用ソフト
・ インターネットによる情報
収集
◎ ◎ ○ ◎
《ビデオクリップについて》
学校教育放送番組の映像からクリップを切り出し、授業の流れに沿って各器官の働きや血液の流れ等の映像
を効果的に提示することは、学習のまとめや実験の確かめ等、児童の学習スタイルに応じた様々な活用方法が
工夫できるとともに、調べ学習が中心となる本単元において学習内容の理解を深める手だとして有効であると
考える。
9 本時の目標
人の心臓の形や位置、しくみや働きについて調べ、血液が体全体を流れる道筋や役割を、他の動物の
血液循環のしくみと比較しながらとらえることができる。
10 本時の展開(7・8/12)
学習活動と内容 教師のかかわり 評価
○心臓の形や働きについて
調べる。
・心臓の位置
・大きさ
・形
・しくみ など
○ 呼吸器官、消化器官の学習と関連させながら循環器
官について、調べることを知らせる。
・酸素や養分は何によって体全体に運ばれるか。
・体の大きさと心臓の大きさの比較。
・どんなつくりになっているのか。
・どこにあるのか。
について資料等を準備する。
【関心・意欲・態度】
○心臓のしくみや働き
について資料を活用
しながら調べようと
している。
(評価方法)
観察
心臓の形や働き、血液の働きなどについて調べましょう。
--20/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
35
○血液が体全体を流れる道
筋や役割について調べる。
○他の動物の血液の流れを
調べる。
○学習カードに記録する。
○ 視覚的にとらえやすい資料を準備する。
※ 調べ学習が中心となるので、児童の興味関心を持
続させ、効果的な資料活用ができるように資料等の
提示のしかたや情報収集のさせかたを工夫する。
・ インターネットからの情報
・ ビデオクリップからの情報
・ 図書等からの情報 など
○ 呼吸器官、消化器官の学習と関連させながら循環器
官についてまとめることができるような学習カー
ドをいくつか準備しておく。
【科学的な思考】
◎他の動物の血液循
環のしくみと比較
しながらとらえる
ことができる。
(評価方法)
ノート
学習カード
資料等の活用状況
観察
【知識・理解】
○血液は、心臓の働
きで体内を巡り、
養分、酸素及び二
酸化炭素を運んで
い る こ と が わ か
る。
(評価方法)
ノート
学習カード
--21/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
36
資資資資 料料料料
胃
じん臓
肺ほう
肺の模型
呼気と吸気
心臓の動き
--22/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
37
生活科学習指導案
もっとしりたいな町のこと
(小学校 第2学年)
生活科では、具体的な活動や体験の重視・知的な気付きを大切にする指導が求めら
れています。
そこで、子どもの関心・意欲を高めたり、気付きを確かにし新たなものに興味を抱
かせたりすることができるように、効果的なITの活用のあり方をさぐり指導計画を
作成しました。
教師が実際に地域をまわり、興味・関心を高め、気付きをうながすような情報を探
し、教材研究に力を入れました。また、活動後の評価をもとに、次の計画を修正・変
更するなど、指導と評価の一体化を図りました。
--23/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
38
小学校 生活科生活科学習指導案
1 学年 第2学年
2 単元名 もっとしりたいな町のこと
3 単元のねらい
・駅・公園・町を探検する活動を通して、公共物や公共施設を正しく利用するとともに、人々と適切
に接することができるようにする。
・様々な場所を探検する中で、人々とかかわり、公共物や公共施設はみんなのものであることやそれ
らを支えている人がいること、様々な工夫があることがわかり、安全に生活することができるよう
にする。
・地域の様々な場所や人々とかかわる中で、友達や自分のよさに気付くとともに、地域への愛着をも
つことができるようにする。
[内容(3)(4)]
4 単元について
(1)児童の実態
学区域は市の中心部で、学校周辺には住宅が多い。また、県立谷戸山公園、市役所、図書館等の公共
施設がある。最寄りの駅までは20分程度かかり、駅周辺に商店街がある。
児童は1学期に2回町探検に出かけ、そこで働いている人々の様子を観察したり、インタビューをし
たりする体験を通して人々とふれあう機会をもち、体験したことや見つけたことなどを意欲的に発表す
ることができた。
しかし、ふだんの生活の中では、自分や友達の家の中でゲーム等をしていて外で遊ぶことは少なく、
また、車でスーパーへ買い物に行くなど、地域の人々や公共物・公共施設とのかかわりをもつ機会はあ
まり多く見られない。
(2)単元の意図
本単元では、1学期に行った学校周辺の公共施設やお店への探検を生かし、電車に乗って公園にいく
活動と学校周辺の公共施設を中心とした探検活動を行う。
電車に乗って公園に行く活動を通して、公共物・公共施設などを利用したり出会った人々とふれあっ
たりして、自分の住む地域の“安全に生活する工夫”や“楽しく生活する工夫”などに気付くようにし
た。さらに、それらをもっと見つけようとする活動へと発展させ、見つけたことや気付いたことを発表
する活動を通して、自分なりに表現する力を育てたいと考えた。
また、駅や公園、地域の公共施設の探検を通して、正しく利用する態度を育てると共にみんなで使う
もの、みんなのために役立っているものという公共の意識を高めていくようにしたい。
また、自分たちで探検に行く方法を考え、困難や問題を自分たちなりに解決する過程で、人の優しさ
や友達のよさに気付かせ、一緒に活動することの楽しさを味わわせたい。そして、相手を思いやる心や
考えて行動する力を育んでいきたい。
このように地域とのかかわりを繰り返す中で、地域への愛着が育まれていくものと考える。
--24/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
39
(3)ITの活用
子どもたちの 活動が主体的になることを期待し、具体的に次のような活用を考えた。
@探検活動の意欲を高めたり表現活動を広げたりするために、導入場面では、1学期に撮っておいたデ
ジタルカメラの画像や実物を機器(OHC・プロジェクタ等)を使って大きく見せる。
A気付きを深めるきっかけとして、駅探検の振り返りの場面では、子どもたちが気付かなかったこと(使
う人たちのための設備など)をデジタルカメラの画像で紹介する。
B活動の見通しをもたせ、子どもたちの活動への不安を取り除くことができるように、こども自然公園
の説明をする場面では、各駅の様子や町の様子を撮って作成した資料を使い、事前に見に行くことが
できない場所を見せる。
C探検にでかけるときには、デジタルカメラを使いたい子どもが使えるように準備しておく。見つけた
ことを表現するときやもう一度活動を振り返るときの資料として使うことができる。
5 単元の評価規準
・探検する活動を通して、公共物や公共施設を正しく利用しようとしたり、人々と適切に接しようと
したりしている。 【関心 ・意欲・態度】
・様々な場所を探検する中で、人々とかかわり、公共物や公共施設はみんなのものであることやそれ
らを支えている人がいること、様々な工夫があること等がわかり、安全に生活することができる。
【思考 ・表現】
・地域の様々な場所や人々とかかわる中で、友達や自分、町のよさに気付いている。
【気付き】
6 単元指導計画
小 単 元 名 時 間 ね ら い
第
1
次
電車に乗ってこども自然公園
へ行こう
13時間
・ 自分たちだけで行く方法を考え、友達と助け合いな
がら電車を利用してこども自然公園へ行くことが
できる。
・ 公園の秋の自然に目を向けながら、工夫して友達と
楽しく遊ぶことができる。
第
2
次
町の中の工夫を見つけよう 5時間
・ 自分の住んでいる地域の人々や様々な場所と関わ
ることができる。
・ 友達と協力しながら探検する中で、みんなが安全で
楽しく暮らせる町の工夫に気付く。
第
3
次
見つけたことを発表しよう 9時間
・ 見つけたことや調べたことをまとめたり、表現した
りする活動を通して友達の発見のよさや町のよさ
に気付く。
--25/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
40
*活動の展開
教師のかかわり
学習活動
(ITの活用)
○自然公園へ行く計画を
立てる。@
・自分たちで電車に乗っ
てこども自然公園へ行
くことを知る。
・こども自然公園までの
行き方を考える。
・わからないことや不安
に思っていることをカ
ードに書く。
・次時に計画を立てるこ
とを知る。
・プロジェクタを使って電車と
こども自然公園の画像を映し、
子ども自然公園へ、電車に乗っ
て行くことを知らせる。
・切符の買い方や乗り換えの仕
方等について具体的にイメー
ジがもてるようにデジタルカ
メラの画像を準備しておく。
・こども自然公園までの行き方や駅の使い方
で知っていることを発表させて、わかって
いることとわかっていないことを整理しな
がら、わくわくマップ (学校で活用して
いるイメージマップ)に記入する。
・話し合いの中で、駅のホームや道路での安
全に対する配慮が足りない場合は、児童に
問い返す。
・公共物の工夫、働く人の様子に気付いた児
童がいた場合には、気付きのよさを認め、
次の小単元の活動につなげていくようにす
る。
・探検に向けてわからないことや、不安
なことを解決する方法を考え、みんな
で公園に行きたいという気持ちがもて
るようにする。
・公園への行き方以外の発言も認め、わ
くわくマップに記入し、次時に話し合
うことを伝える。
・児童がわからないことや不安に思って
いることを把握し、みんなで解決でき
るように支援していく。
・次の話し合いまでにこども自然公園ま
での行き方を調べられる子は調べてお
くことを知らせる。
第
1
次
L
○グループごとにこども
自然公園へ行く計画を
立て、準備する。C
・公園までの行き方以外
で探検に必要なことを
考える。
・前時で取り扱わなかった公園内の活動
やグループの役割等についての発言を
わくわくマップに書き込み、この後の
--26/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
41
・グループごとに調べて
きたことを話し合い、
カードに書く。
・座間駅までのルートを
考える。
・座間駅へ探検に行く。
・計画を立てる。
・次単元の導入で活用するため
に駅員にインタビューする様
子、説明に出てきた場所、工
夫等をビデオで記録してお
く。
相談に生かす。
・大事な部分は、全体に紹介し確認でき
るようにする。
・学校から駅までのルートを地図や写真
で調べ危険な箇所を確認させておく。
・駅の利用の仕方や道路の歩き方を確認
するためにクラス全員で駅探検を実施
する。
・こども自然公園マップを用意してお
く。
○準備の確認をする。@ ・パソコンを見ながら切符の買
い方、乗り換えの仕方等を確
認させる。
・危険箇所、緊急時の対処の仕方などを
確認させる。
○電車に乗ってこども自
然公園に行く。D
・途中のチェックポイン
トで先生に報告する。
・公園で友達と一緒に楽
しく遊ぶ。
・探検活動の様子をデジタルカ
メラで記録しておく。
・探検で見つけたものを記録し
たい子どもには、デジタルカ
メラ等を使って良いことを知
らせる。
・安全確保のため保護者の協力を得る。
・チェックポイントの教師がわかるよう
に目印をつける。
・遊具だけでなく自然物にもふれあうよ
うに言葉がけをする。
○こども自然公園で見つ
けたこと、楽しかった
ことを作文に書く。A
・デジタルカメラの画像
を見る。
・作文を書く。
・活動を振り返ることができる
ように、デジタルカメラの画
像を見る。
・交通安全に気を付けていた子、席を譲
ってあげた子等、よいところを知らせ
る。
・自分たちだけで行けたという達成感や
成就感を大切にする。
・国語科と関連づけて行う。
第
2
次
D
○町探検の計画を立て
る。A
・公園に行った活動を振
り返り、駅や電車で見
つけた工夫を発表す
る。
・プロジェクタ等を使って、座
間駅の工夫が写っている画像
を見せながら紹介する。
・子どもとの対話や探検後の担当者の反
省会などから、活動の様子に関する情
報を収集しておく。
・自分たちで行き方を考え、自分たちだ
けで公園まで行けたことをほめる。
・公共物の使い方、働いている人の様
子、季節の変化、友達のよさ等に気付
--27/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
42
・1学期の探検を思い出
し、町の工夫を予想す
る。
・町の工夫について探し
たい所をカードに書
く。
・探検の準備をする。
・学期の探検を振り返り、学校
周辺の町の工夫に気付くこと
ができるように、1学期の探
検の画像を見せる。
いた発言をほめる。
・子どもたちから出た工夫をわくわくマ
ップに書き、子どもたちの思考を整理
する。
・1学期に探検に行った場所を地図で確
認し、気付いたことを思い出せるよう
にする。
・意見を出し合い、町の工夫に関心をも
たせるようにする。
・事前に、探検コース、配慮が必要な子
ども、デジタルカメラの活用等につい
て打ち合わせをしておく。
・教室に公共施設での催し物が書いてあ
るパンフレットや探検の写真、学区の
地図等を掲示するコーナーを設け、児
童と共に資料集めをする。
・歩行の仕方、施設の利用の仕方等指導
しておく。
・探検先に連絡をして協力を依頼してお
く。
○町探検に出かける。B
・グループごとに探検に
行く。
・見つけたことや気付い
たことをメモする。
○探検を振り返り、まと
める。
・町の中で見つけたこ
と、楽しかったこと等
をカードに書く。
・デジタルカメラを使いたい児
童には、ポイントに立ってい
る教師や保護者が貸す。
・活動の様子をデジタルカメラ
で記録しておき、活動を振り
返るときの資料として使う。
・安全確保のため保護者の協力を得る。
・危険なことや迷惑なことをしていた
ら、声をかけてもらうように保護者に
お願いしておく。
・一緒に探検した友達と情報交換できる
ような場を設定する。
・町の工夫、季節の変化、体験の楽しさ
等を話したり書いたりしている子ども
を取り上げ、よさを他の子どもたちに
も広める。
--28/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
43
○探検で見つけた町の工
夫や自分のお薦めを発
表する方法を考え、準
備する。C
・グループをつくり、発
表の内容、仕方等につ
いて話し合う。
・発表に使う物を作り、
練習する。
・招待状を作って届けに
行く。
・探検カード、パンフレット、
デジタルカメラの画像等を活
用しても良いことを伝えてお
く。
・伝える内容によって表現方法を工夫す
るように助言する。
・考えがまとまらないグループには、話
し合うヒントになるよう、次のような
方法を紹介する。
実際 にやってみせる。
紹介 する。
絵・劇・紙芝居 ・クイズ等
・一人ひとりの思いや意欲を大切に扱
う。
・1年生や探検でお世話になった人等、
発表会に招待したい人を考えさせる。
○探検発表会をする。A
・グループが2つに分か
れて、交代で友達の発
表を聞きに行く。
・疑問に思ったことを質
問したり感想をカード
に書いたりして自分の
思いを友達に伝える。
・自分の活動を振り返り
カードに書く。
・活動している様子をデジタル
カメラやビデオで記録してお
き、見られないグループや自分
の発表を見て、友達や自分のよ
さを認め合えるようにする。
・子どもたちのがんばっているところや
よいところを認め、そのよさを子ども
に返す。
・ビデオを見る際には、友達のがんばり
や工夫に視点が向くように言葉がけを
工夫する。
・活動を振り返ることができるように自
分なりにがんばったこと、わかったこ
と、もっとやってみたいことなどをカ
ードに書かせるようにする。
第
3
次
H
○お世話になった人 に
お礼をする。B
・どんな方法でお礼をす
るか相談する。
・グループで協力して作
る。
・届ける方法を考える。
・今までの活動の中で、様々な人とふれ
あったことを振り返らせる。
・グループですることかみんなでするこ
とか確認しながら、お礼の方法につい
て話し合うようにする。
手紙・ポスター(みんなへのお願い)
さつまいもパーティ−への招待
・国語科・図画工作科と関連づけて行う。
・郵送か放課後届けることができるか確
認し、届け方を決める。
--29/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
44
7 本時の学習活動
(1)第1次 1/13時の展開
○本時の目標
・自分たちだけで電車に乗ってこども自然公園へ行くことを知り、自分たちで行く意欲をもち、
自然公園に行く方法について考えることができる。
○小単元の評価規準(P47の注を参照)
・助け合いながら公園に行き、使う人のことを考えて公共施設を利用しようとしている。
【関心・意欲・態度】
・公園や電車・道路を安全に正しく利用するためのルールやマナーについて考え、利用すること
ができる。 【思考 ・表現】
・友達と一緒に活動することの楽しさや助け合うことのよさに気付いている。
・みんなで気持ちよく使うためのルールやマナーがわかっている。 【気付き】
○本時の展開
教師のかかわり 学習活動
[評価の視点] ITの活用
1 自分たちだけで電
車に乗って、こども
自然公園へ行くこと
を知る。
2 こども自然公園ま
での行き方を考え
る。
○プロジェクタでこども
自然公園の画像を映し、
みんなだけで、電車に乗
って行くことを知らせ
る。
○プロジェクタで駅や電
車の画像を映す。
○買い方を話し合う際に
は、プロジェクタで券売
機や切符の画像を映す。
○自動改札機の利用の仕
方、どの電車に乗るか、
どこで降りるか、電車の
乗り方(ルール、マナー)
等について気付くこと
ができるようにデジタ
ルカメラの画像を準備
しておく。
・こども自然公園までの行き方や駅の使い方で知っ
ていることを発表させて、わかっていることとわ
かっていないことを整理しながら、板書する。
・友達の発表をしっかり聞かせ、駅や電車の様子の
具体的なイメージがもてるようにする。
・切符の買い方や乗り換えの仕方について具体的に
イメージがもてるように働きかけをする。
・話し合いの中で、駅のホームや道路での安全に対
する配慮が足りない場合は、子どもたちに問い返
し、これまでの体験をもとに考えさせるようにす
る。
・学校から座間駅までのことを気付かせるために地
図を準備し、常時見える場所に掲示しておく。
・公共物の工夫、働く人の様子に気付いた子がいた
場合には、そのよさを認め、次の小単元の活動に
つなげていくようにする。
・探検に向けてわからないことや、不安なことを解
決する方法をみんなで考え、公園に行きたいとい
う気持ちがもてるようにする。
【関心・意欲・態度】
・公園までの行き方や駅
の使い方等、知ってい
ることを進んで発表
しようとする。
(つぶやき・発表・行動)
【思考・表現】
・行く方法を考えること
ができる。
・ルールやマナーについ
て考えたことを発表
できる。
(発表・行動・カード)
--30/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
45
3 わからないことや
不安に思っているこ
と、楽しみにしてい
ることをカードに書
く。
4 次時に計画を立て
ることを確認する。
・公園への行き方以外の発言についても、わくわく
マップ(学校で活用しているイメージマップ)に
記入し、次時に話し合うことを伝える。
・子どもたちがわからないことや不安に思っている
ことを把握し、みんなで解決できるように支援し
ていく。
・次の話し合いまでに、こども自然公園までの行き
方を調べられる子は調べておくことを投げかけ
る。
・調べるときに注意することを確認する。
一人で行かない。
駅員さんの忙しい時間は避ける。
海老名駅、二俣川駅は教師が調べておく。
(2)第2次 1/5時の展開
第1次 1/13 時の授業後、子どもの発言やつぶやき、カード等から学習活動を評価し、そのこ
とをもとに、指導計画の見直し・修正を行い、ITを活用したより具体的な手だてを考えた。
新たな手だて
・探検への関心・意欲を高めるために、駅の工夫に気付いた子どもの探検カードをプロジェクタで
大きく映す。
・子どもの気付きを確かめるためにICレコーダで録音した駅のアナウンスを聞かせる。
・1学期の町探検での発表会の記録の中から、店の工夫に気付いた友達の発表の様子をビデオで紹
介する。
・教師が見つけた町の工夫を、デジタルカメラの画像で紹介する。
【気付き】
・電車の乗り方や駅の利
用の仕方にはルールが
あることに気付いてい
る。
(つぶやき・発表)
【関心・意欲・態度】
・自分たちで公園に行く
ことを楽しみにして、
行く方法を調べようと
している。
(行動・発表・カード)
--31/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
46
○本時の目標
・電車に乗って公園へ行った活動と1学期の町探検を振り返り、町の工夫を見つけるための探検へ
の意欲をもち、探検したい場所を考えることができる。
○小単元の評価規準(P47の注を参照)
・探検を通して、自分の住んでいる地域の人々や様々な場所とかかわろうとしている。
【関心・意欲・態度】
・公共物や公共施設を利用し、みんなが安全で楽しく暮らせる町の工夫を見つけることができる。
【思考・表現】
・みんなが安全で楽しく暮らせる町の工夫がわかり、自分たちの生活が楽しく豊かになることに気
付いている。 【気付き】
○本時の展開
教師のかかわり 学習活動
[評価の視点] ITの活用
1 電車に乗って公園
に行った活動を振り
返り、駅や電車で見
つけた工夫を発表す
る。
○スキャナでパソコンに
取り入れた子どものカ
ードをプロジェクタで
映したり、ICレコーダ
で録音した駅の放送を
聞かせたりして駅の工
夫を紹介する。
○電車の工夫に気付かせ
るために優先席やホー
ムの画像、パスネットの
ちらし等を準備してお
く。
・子どもの発言をとらえ、自分たちだけで公園まで
行けたことを認め、活動への意欲づけをする。
・わからないことを見たり聞いたりして解決したよ
さを認め、次の町探検の活動につなげていく。
・駅や電車の工夫について具体的にイメージをもた
せる働きかけをする。
・実際に駅に行き、確かめてきたことをみんなに知
らせ、問題解決の方法として実際に目や耳で確か
めるよさに気付くことができるようにする。
・駅探検や電車に乗った活動から駅や電車の工夫を
見つけ発表させる。
予想される反応
エレベーター、ホームの黄色いブロック、
優先席、手すり、並んで待つ、左側通行、
マナーモード、 駅員さん、売店で働人、
車掌さん
・公共物の使い方、働いている人の様子、季節の変
化、友達のよさ等について気付いた発言を取りあ
げる。
・子どもから出た意見を使い方、働く人、物等に整
理しながら、板書する。
・ 1学期に探検に行った場所を地図を使って確認
しておく。
【思考・表現】
・駅や電車の工夫につい
て見つけたことを発表
できる。
(つぶやき・発表・行動)
【気付き】
・みんなが安全に楽しく
暮らせる町の工夫があ
ることに気付いてい
る。
(つぶやき・発表・行動)
--32/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
47
2 1学期の町探検を
思い出し、町の工夫
を予想する。
3 町の工夫で探しに
行きたい所をカード
に書く。
4 次時に計画を立て
ることを確認する。
○プロジェクタで発表会
のビデオを映し、町(店)
の工夫を紹介する。
○町の工夫に気付くこと
ができるように図書館
のリサイクル本の棚の
画像をプロジェクタで
映したり、図書館のちら
し等を準備したりして
おく。
・1学期の町探検発表会で調べたことをいろいろな
方法で伝えることができたよさを伝える。
・学校周辺にも町の工夫がないか、1学期の探検カー
ドや発表でまとめたものを見直し、発表させる。
・子どもから出た意見を使い方、働く人、物等に整理
しながら、板書する。
・子どもたちが行きたい所を把握し、グループづく
りで一人にならないように調整する。
・次の話し合いまでに探検希望場所に連絡を入れ、
探検が可能かどうか、確かめておく。
【思考・表現】
・町の工夫について予想
したことを発表でき
る。
(つぶやき・発表・行動)
【関心・意欲・態度】
・町の工夫を見つけに行
ってみたい所と何を見
てきたいか決めて書こ
うとしている。
(発表・行動・カード)
(注)
ここでは、小単元の評価規準に照らして設定した評価の視点をもとに、子ども
の活動の様子を捉え、評価の資料となる事実を記録しておくようにする。
小単元終了時に、それらの事実と評価規準を照らして評価を行う。
--33/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
48
資資資資 料料料料
第第第第1111次次次次 電車電車にににに乗乗乗乗ってこどもってこども自然公園へへへへ行行行行こうこう
--34/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
49
第第第第2222次次次次 町町町町のののの中中中中のののの工夫工夫をををを見見見見つけようつけよう
--35/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
50
--36/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
51
国語科学習指導案
短歌を映像で表現して伝えよう
〜短歌の世界〜
(中学校 第2学年)
短歌や俳句などの学習において、作品から想像した場面を絵画に表すという活動が
取り入れられることがあります。鑑賞文などに表現しきれない自分の感じ方を表現で
きるため、多くの生徒は、このような活動にたいへん意欲的に取り組みます。短歌や
俳句を絵画に表現するというのは、それらに対する関心を高め、想像力をふくらませ
ていくことができる活動だといえます。
この指導案では、発展的な学習として、プレゼンテーションソフトを活用し映像と
して表現するようにしました。色の変更が比較的簡単にできるようになったり、音や
動きを加えたりすることができます。これによって、短歌から読み取ったことをより
豊かに表現することができ、生徒の学習に対する意欲も高まると考えられます。
--37/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
52
中中中中学校学校 国語国語科科科科学習指導案学習指導案
1 学年 第2学年
2 単元名 短歌の世界
3 単元の目標
○ 短歌に描かれた世界を豊かに想像して味わい、韻文に対して親しみや興味を持つ。
○ 読み取ったことや感じたことについて話し合い、ものの見方や考え方を深め合う。
4 単元について
本単元は、千年以上もの長い間日本で親しまれ、大切に受け継がれてきた短歌に親しみ、これを豊か
に読み味わうことにねらいがある。選び抜かれ吟味された言葉から想像力を働かせ情景や心情を読み取
り、そこに込められた作者の感動や思いに触れることで、生徒自身がものの見方や考え方を深めていく
のである。
ところで、短歌や俳句、和歌の学習などでは作品の通釈をして作者の感動をとらえさせ、読み取った
ことや感じたことを鑑賞文にまとめさせるという指導が多く行われてきた。しかし、書くことが苦手な
生徒は、文章にまとめることへの抵抗感から、短歌を読み味わうことに関心を持てないことも多い。そ
こで、取り入れられているのが、読み取ったことや感じたことを鑑賞画として表現する学習活動である。
文章表現が苦手な生徒も、絵を描くことにはあまり抵抗なく取り組む。また、生徒一人ひとりの読み取
ったことの違いが視覚的にとらえられるようになるため、お互いの絵を見ることで読み取りを豊かに広
げることもできる。
そこで、本単元では、このような鑑賞画の優れた点にITを活用した工夫を加え、短歌に表現された
世界や自分たちの感動を伝える「イメージ映像」というものを作る活動を取り入れた。プレゼンテーシ
ョンソフトを活用して画面に音や動きを加え、生徒の想像力をさらに豊かにふくらますことを考えたの
である。音や動きを工夫することによって、時間の推移や作者の視点の移動などを表現することができ、
言葉から思い浮かべる生徒のイメージをさらに広げることができると考える。また、この「イメージ映
像」を、グループで話し合って作り上げることを通して、話し合う力を高めることができると考える。
5 単元の評価規準
国語への関心・
意欲・態度
話す・聞く能力 書く能力 読む能力
言語についての
知識・理解・技能
@ 短歌のリズムや
言い回しに慣れ意
味を理解して情景
心情をすすんで思
い描こうとしてい
る。
@ 目的に沿って効
果的に話合いを展
開している。
A 相手の立場や考
えを尊重して話し
たり聞き取ったり
@ 読み取った情景
や心情について、
自分なりの言葉で
書き表している。
@ 語句の意味など
を調べ、情景や心
情を豊かに想像し
て鑑賞している。
A 作者の感動の中
心をとらえてい
@ 短歌についての
基礎的な知識、表
現技法、文体の特
質を理解してい
る。
A 話合いの目的や
--38/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
53
A 読み取ったこと
や感じたことにつ
いてすすんで話し
合い、自分の考え
を深めようとして
いる。
している。
B 話合いによって
自分のものの見方
や考え方を深めて
いる。
る。 相手の理解の様子
に応じて、話の展
開や組み立てを工
夫している。
6 指導計画(発展的な学習を含め10時間扱い)
評価項目
学習のねらい 学習活動 教師のかかわり
関
話
聞
書 読 言
第
1
次
1
時
間
目
○ 短歌に関心を持つ。
○ 短歌の特色や約束
事、表現技法について
理解することができ
る。
○ 短歌の鑑賞の仕方を
理解することができ
る。
・解説文を読み、短歌の特
色について要点をまと
める。
・解説文を参考に、採録さ
れている三首を鑑賞す
る。
■短歌の約束事、表現技法
をまとめたプリントを配
付する。
■鑑賞の手順や三首の鑑賞
のポイントをまとめるこ
とができるワークシート
を配付し、解説していく。
◎ ◎ ○
第
2
次
2
・
3
時
間
目
○ 解説文のない短歌に
ついて鑑賞し、読み味
わうことができる。
○ 自分の好きな一首に
ついて、情景や心情を
思い描くことができ
る。
・解説文のない短歌につい
てワークシートにまと
めながら鑑賞する。
・好きな短歌を一首選ん
で、その理由や自分が読
み取ったことや感じた
ことについてまとめ、鑑
賞メモを作る。
■ワークシートの書き込み
の様子を観察し、つまず
きが見られる生徒につい
ては言葉の意味やつなが
り、表現技法の確認を促
す。
■鑑賞メモは、注目した言
葉や表現、読み取った情
景や心情について書き込
むことができるものを準
備する。
○ ○ ◎
第
3
次
4
時
間
目
○ 自分の好きな短歌に
ついて、その理由や読
み取ったことや感じた
ことを、聞き手にわか
りやすく発表すること
ができる。
・自分が選んだ一首につい
て、その理由や読み取っ
たことや感じたことを、
鑑賞メモをもとにスピ
ーチする。
■聞き手を意識して、わか
りやすい表現で話すよう
に声かけをする。
○ ◎
--39/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
54
〈〈〈〈発展的発展的なななな学習学習をををを展開展開する〉〉〉〉
5
時
間
目
○ 読み深めたい一首を
選んで自分なりに情景
や心情を思い浮かべる
ことができる。
・教科書にない短歌の中から
一首を選び、個人で内容を
読み取る。
・読み取ったことをもとに鑑
賞メモに書き込む。
■既習の短歌と関連の
あるものや、親しみや
すい内容の作品を紹介
する。
■鑑賞メモには、詠み込
まれている季節や場
所、人や物など、読み
取りの手がかりとなる
事柄を書き込むように
する。
◎
○
◎
6
・
7
・
8
時
間
目
○お互いが読み取った
ことを理由や根拠を明
確にしながら伝え合う
ことができる。
○お互いの立場を尊重
しながら、読み取った
ことや想像したことに
ついて話し合うことが
できる。
〈話合いT〉
・同じ作品を選んだ者同士の
グループで、お互いが読み
取ったことや感じたこと
の相違点について話し合
う。
・話し合った内容をもとに、
作品のよさや自分たちの
感動を伝えるイメージ映
像をつくる。
(プレゼンテーションソフト「発表くん」使用)
■話し合う時、鑑賞メモ
をもとに、自分の読み
取りの根拠を明確に示
せるようにする。
■映像をつくりながら、
お互いの読み取りの違
いをとらえてさらに話
し合い、お互いのよい
ところが取り入れられ
るようにする。
○ ◎ ○
9
時
間
目
○イメージ映像化した
作品を発表し合い、そ
れぞれの相違点に気づ
くことができる。
・お互いのイメージ映像を発
表し合う。
・他のグループと自分のグル
ープの作品の相違点や疑
問点を付箋紙にメモする。
■発表を見聞きする視
点を示し、他のグルー
プと自分のグループの
作品の相違点が意識で
きるようにする。
○ ◎
第
4
次
10時
間
目
○イメージ映像を材料
にした話合いを通して
ものの見方や考え方を
深め合うことができ
る。
〈話合いU〉
・発表に対するメモをもとに
した課題について、全体で
話し合う。
■前時のメモをもとに、
話し合う課題をいくつ
かに絞って示す。
○ ◎ ○
7 本時の学習(第4次2時間目)
(1)目標
@お互いが読み取ったことを伝え合いながら、その短歌で表現されている情景や心情、作者が心を動
かされていることなどについて話し合い、読み取りを深め合う。
A話合いをもとにして、その短歌のよさや自分たちの感動をイメージ映像に表現する。
--40/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
55
(2)展開
学習活動 教師のかかわりと指導上の留意点 評価の観点と方法
導
入
1 本時の学習内容を知り
自分のめあてを持つ。
■本時の学習活動を確認する。
・お互いが読み取ったことを出し合い、
相違点について話し合う。
・話し合ったことをもとに、作品のよさ
や自分たちの感動をイメージ映像に表
現する。
【関心・意欲・態度】
・本時の自分のめあてを持
つことができる。
(観察・自己評価カード)
展
開
2 お互いが読み取ったこ
とや感じたことについて、
個人の鑑賞メモをもとに
グループで話し合う。
3 話し合ったことをもと
にして、イメージ映像をつ
くる。
(プレゼンテーションソフト「発表くん」使用)
■自分が読み取ったことを、鑑賞メモをも
とに積極的に発表し合うように促す。
■思い浮かべた色や作者が心を動かされて
いることについても話し合うようにす
る。
■なぜそう思ったのか、短歌の中のどの言
葉や表現からそう考えたのかなど、自分
の意見の根拠や理由をしっかり述べるよ
うに促す。
■お互いの考え方や感じ方が違うところを
大切にする。
■ 映像づくりに入る前に、教科書採録の作
品をもとに作成した指導者のイメージ映
像を示して、意欲づけを図る。
■ソフトを使ってできることや工夫につい
て説明する。
・アニメーション効果をつける
・画像の加工
・ペイントツールで描く
・効果音
・音声の録音 など
■作品のよさや自分たちの感動、作品が表
現している世界を他のグループに伝え
る、という目的意識を明確に持たせるよ
うにする。
■次の2時間で映像を仕上げることを伝
え、本時の作業を終える。
【話す・聞く能力】
・根拠や理由を明確にして
自分の意見を述べてい
る。
・自分の考えと相手の考え
を比較し、共通点や相違
点を聞き分けている。
(観察 )
【話す・聞く能力】
・「作品のよさや自分たち
の感動を伝えるための
イメージ映像づくり」と
いう目的に沿って話し
合っている。
(観察)
【読む能力】
・情景や心情を豊かに想像
し、作者の感動をとらえ
ている。
(イメージ映像)
ま
と
め
4 学習振り返りカードを
記入して、本時のまとめを
する。
■各グループの工夫を紹介して次時への意
欲づけを図る。
※「発表くん」にあらかじめ入っている画像や素材に加え、使用権フリーの素材集も活用しました。
--41/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
56
資資資資 料料料料
実際の作品の一部
○「噴水が輝きながら立ちあがる見よ天を指す光の束を 佐佐木幸綱」のイメージ映像
--42/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
57
理科(第1分野)学習指導案
物体の運動の様子を調べよう
〜運動とエネルギー〜
(中学校)
従来、物体の運動の様子を調べるためには、記録タイマーを用いていましたが、こ
の学習指導案では、「記録タイマー」のかわりに「ビデオカメラ」を利用しました。
「ビデオカメラ」を利用することで、「記録タイマー」では記録することができな
かった物体の運動の様子を調べることができますので、より生徒の興味・関心に沿っ
た実験をすることが可能になります。
--43/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
58
中中中中学校学校 理科理科((((第第第第1111分野分野))))学習指導案学習指導案
1 学年 中学校(第1分野)
2 単元名 運動とエネルギー
3 単元の目標
物体の運動やエネルギーに関する観察・実験を通して、物体の運動の規則性やエネルギーの基礎につ
いて理解するとともに、日常生活と関連付けて運動とエネルギーの初歩的な見方や考え方を身に付ける。
(1)物体の運動についての観察・実験を行い、運動には速さと向きがあることを知ること。
(2)物体に力が働く運動及び力が働かない運動についての観察・実験を行い、力が働く運動では物
体の速さなどが変わること及び力が働かない運動では物体は等速直線運動をすることを見いだ
すこと。
(3)エネルギーに関する実験や体験を通して、エネルギーには運動エネルギー、位置エネルギー、
電気、熱や光など様々なものがあることを知るとともに、エネルギーが相互に変換されること
及びエネルギーが保存されることを知ること。
4 単元指導計画(11時間扱い)
第1次 物体の運動 4時間
第1時 記録 タイマーを使って、物体の運動を解析しよう
第2時 ビデオカメラ を使って、物体の運動を解析しよう(本時)
第3・4時 身近にあるいろいろな運動を調べよう
第2次 運動と力 4時間
第3次 エネルギー 3時間
5 単元の評価計画
(1)評価規準
自然事象への
関心・意欲・態度
科学的な思考
観察・実験の
技能・表現
自然事象についての
知識・理解
物体の運動の規則性に
関して興味・関心をもち、
意欲的に観察・実験を行
ったりそれらの事象を日
常生活と関連付けて考察
したりしようとする。
物体の運動に関する問
題を見いだし、解決方法
を考えて観察・実験など
を行い、規則性を見いだ
したり、自らの考えを導
き出したりして問題を解
決する。
物体の運動の規則性に
関する観察・実験を行い、
観察・実験の基本操作を
習得するとともに、創意
ある観察・実験報告書の
作成や発表を行う。
物体の運動の規則性に
関する原理・法則や基本
的概念を理解し、知識を
身に付けている。
--44/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
59
(2)評価計画 ※太枠が本時
評 価 項 目
時 学習内容
関心・意欲・態度 思考・判断 技能・表現 知識・理解
1 ・記録タイマーを
使って、物体の運
動を解析する。
・記録タイマーを
利用して物体の
運動を記録でき
る。
・記録タイマーの
原理を理解する。
・物体の運動には、
向きと速さがあ
ることを理解す
る。
2
本
時
・ビデオカメラを
使って、物体の運
動を解析する。
・記録タイマーと
ビデオカメラそ
れぞれの特性に
ついて考えるこ
とができる。
・ビデオカメラを
利用して、物体の
運動を記録する
ことができる。
・運動の記録から、
正確なグラフを
書くことができ
る。
3
・
4
・身近にあるいろ
いろな運動を調
べる。
・日常生活の中に
ある様々な物体
の運動の様子を
意欲的に調べよ
うとする。
・「自分たちが考
えた運動」の解析
方法を考えて、実
験することがで
きる。
・実験の結果から
物体の運動の規
則性を見いだす
ことができる。
6 本時の展開
(1)本時の目標
1.ビデオカメラ を利用して物体の運動を記録することができる。【観察・実験の技能・表現】
2.運動 の記録から、正確なグラフを書くことができる。【観察・実験の技能・表現】
3.記録 タイマーとビデオカメラそれぞれの特性について考えることができる。【科学的な思考】
--45/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
60
(2)本時の指導過程
学 習 活 動 指 導 内 容 指導上の留意点 評価観点(方法)
ビデオカメラを使って物
体の運動を記録する。
記録した映像をもとに運
動の解析の練習を行う。
ワークシートを使い、
ビデオカメラによる物
体の運動の記録方法、解
析方法について説明す
る。
グループごとに、物体を
運動させ、その運動を記
録・解析し、ワークシート
にまとめる。
いろいろな物体の運
動について実験させる。
記録タイマーとビデ
オカメラを使った場合
の便利な点と不便な点
について考えさせる。
【技能・表現】
・行動観察
・ワークシート
記録タイマーとビデオカ
メラを使った場合の便利な
点と不便な点について、ワ
ークシートにまとめる。
グループごとに次の時間
の実験計画を立てる。
【思考・判断】
・ワークシート
(3)本時の観点別評価について
【思考・判断】ワークシート
学習活動における具体の評価規準 ・記録タイマーとビデオカメラの便利な点、不便な点について考
えられる。
「十分満足できる」状況(A)と判断す
る具体的状況
・2つの記録方法がどんな物体の運動の記録に、より適している
か考えることができる。
「努力を要する」状況(C)と評価する
生徒への手だて
・具体的な物体の運動を取り上げて、どちらの記録方法がよりや
りやすいかについて一緒に考える。
【技能・表現】行動観察
学習活動における具体の評価規準 ・ビデオカメラを使い、直線的な物体の運動の解析を行うことが
できる。
「十分満足できる」状況(A)と判断す
る具体的状況
・解析しやすいデータが得られるように、様々な工夫をしながら
実験を行う。
・直線的な運動の解析はもとより、そのほかの運動についても記
録し、解析を行うことができる。
「努力を要する」状況(C)と評価する
生徒への手だて
・一緒に実験したり、実験の方法を易しく説明したりして、実験
ができるように援助する。
--46/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
61
【技能・表現】ワークシート
学習活動における具体の評価規準 ・ビデオカメラの記録から、物体の運動に関するグラフを作成す
ることができる。
「十分満足できる」状況(A)と判断す
る具体的状況
・より正確なグラフを作成することができる。
「努力を要する」状況(C)と評価する
生徒への手だて
・教科書を参考にしながら、グラフの書き方について丁寧に指導
する。
・実験結果には誤差があることをふまえ、折れ線グラフにならな
いように指導する。
7 IT活用の視点
(1)ビデオカメラの利用について
この実践では、運動の記録を行う装置として、ビデオカメラを利用している。
運動の記録には従来「記録タイマー」を用いている。この「記録タイマー」は簡単な原理できわめて
優れた機能を有している。しかし、この「記録タイマー」にもその構造上避けては通れない問題点があ
る。
1.記録タイマーの記録方法自体が、物体の運動を妨げる力として働いている(1打点ごとに物体の
運動にブレーキをかけている)。また、記録テープと記録タイマーの間の摩擦も無視できない。
2.打点間隔があらかじめ決められてしまう(関東圏では1/50秒となる)。
3.直線運動しか扱えない。
4.運動する物体に制約がある(記録テープを固定できる物体のみである)。
1.2.は記録タイマーの原理・構造上、避けては通れない問題である。また、3.4.についても、
中学生が自らの興味・関心に基づき、いろいろな物体の運動を調べようとした場合、大きな問題となろ
う。たとえば、雨粒、サッカーや野球・バレーボールなどの運動競技、自転車や自動車等の運動等はや
ろうと思ってもなかなか記録できない運動となってしまう。
ところで、記録タイマー以外の運動の記録方法として「ストロボ写真」がある。この「ストロボ写真」
も物体の運動の解析には次の点で非常に有効な方法である。
1.発光間隔を自由に変えられる。
2.運動する物体に不必要な力が加わらない。
3.直線運動以外の運動にも対応できる。
しかし、中学生が行おうとした場合、
1.暗室における作業である。
2.ストロボ発光装置は簡単に手に入るものではない。
3.現像等の処理が必要になる。
等の理由により、なかなか行いにくいものである。
一方、ビデオカメラは、
1.生徒にとって比較的身近な機器であり、扱いに慣れている場合が多い。
2.撮影できる対象の制約が少ない。
3.撮影した記録はその場で再生可能であり、何度でもやり直しをすることができる。
4.最近のビデオカメラはシャッタースピードの調節機能(速い物体の運動をとらえるには、シャッ
--47/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
62
タースピードを上げる必要がある)やコマ送り再生の機能(1コマごとの物体の位置を記録する
必要がある)が標準でついているものがほとんどである。
5.1秒間に30コマ撮影するので、1/30秒ごとの物体の位置を記録できる。
等の利点があり、中学生が自分で行うには非常に適したツールである。
また、撮影したデータを画像処理ソフト等を活用して処理することも可能であるが、ここでは、物体
の速さの変化の様子を感じやすいように、ディスプレイに映し出した運動をOHPシートにプロットす
るという作業を取り入れた。また、今回はビデオカメラを利用したが、デジタルカメラでも連写機能を
持つものでは同様の活動が可能である。
ところで、記録タイマーの場合、記録テープに残された記録は実寸であるので、実際の速さを体感し
やすいし、複数の運動を簡単に比較できる。一方ビデオカメラを使った場合、テレビ画面に写し出され
た映像を処理するので、速さの変化の様子は簡単にわかるが、実際の速さを体感することは難しい。ま
た複数の運動をそのまま比較することもできない。また注意すべき点として画面上のひずみ、ならびに
画面を見つめ続けることになるので目の健康への留意等があげられる。
(2)記録の方法
ア 準備 ビデオカメラ(シャッタースピード調節機能付き、コマ送り再生機能付き)、三脚、
ビデオテープ 、照明(必要に応じて)、モニタ、OHPシート(レーザープリンタ用)、油性ペン、
セロハンテープ
イ 方法 1.ビデオカメラの設定を変更する
シャッタースピード を1/1000〜1/2000程度に設定する。
・シャッタースピード が遅いと運動している物体が流れてしまい、あとの記録が難しく
なる。
・ただ 、画面が暗くなるので必要に応じて照明を工夫する。
2.ビデオカメラ は三脚にしっかり固定する。
3.物体 の運動をビデオカメラで普通に撮影する。
ズーム で画角を工夫し、5〜10コマ程度撮影できるようにする。
4.撮影 したテープをコマ送りで再生し、順にモニタ上に貼り付けたOHPシートに物体の
位置をプロットする。
5.プロット されたOHPシートをもとに、v−tグラフ等に整理し、考察する。
ウ 原理 ビデオカメラの撮影コマは1秒間に30コマと考えてよい。従って、1/30秒ごとの物体
の位置の記録ができる。
方眼 OHPシートにプロットした物体の記録から解析する場合、移動距離の単位はOHPシ
ート上の「目盛」で、時間は「コマ」で表すことができる。1コマは1/30秒となる。
時間 の単位 [コマ ]
移動距離 の単位 [目盛]
速さの 単位 [目盛 /コマ]
通常 はこれで十分であるが、単位が抽象的であるため、かえってわかりにくくなる生徒がい
ることも考えられる。その場合は実際の速さを計算してみるのも一つの方法である。なお、
--48/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
63
実際の速さを計算する場合は、物差しを一緒に映し込み、時間は1/30秒を用いればよい。
1画面 ごとであれば、1/30秒あたりの速さとなり、
3画面 ごとであれば、0.1秒あたりの速さとなる。
この データから平均の速さの計算ができる。
速さ(cm/ 秒)=1画面(1/30秒)あたりの移動距離(cm)×30 or
3画面 (0.1秒)あたりの移動距離(cm)×10
(3)OHPシート例と使い方
ア 直線運動 を記録するOHPシート
ワークシート例中のグラフをそのままOHPシートにコピーして利用する。
イ そのほかの 運動を記録するOHPシート
方眼 のOHPシートを利用する。
ウ 使い方
ワークシート例中の記載を参照
--49/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
64
資資資資 料料料料
ワークシート例
ビデオカメラを使って、
物体の運動を解析しよう!!
前の時間には、「記録タイマー」を使って物体の運動を記録
しました。今日はビデオカメラを使ってやってみましょう。
今日の目標
1.ビデオカメラを利用して物体の運動を記録できる。
【観察 ・実験の技能・表現】
2.運動の記録から、正確なグラフを書ける。
【観察 ・実験の技能・表現】
3.記録タイマーとビデオカメラそれぞれの特性について考えられる。
【科学的 な思考】
実験の方法
0.どんな運動を解析しようか?班で相談して決めます。
はじめは 直線的な運動がやりやすいでしょう。
(どんな 運動が直線的な運動かな?)
慣れてきたら 、直線でない運動にも挑戦しよう。
(運動 の解析には工夫がいります。
班でよく相談し、わからないところは先生に相談しましょう。)
1.ビデオカメラの設定を変更します。
シャッタースピード を1/1000〜1/2000にします。
・シャッタースピード が遅いと、物体が止まって写らないので、あとでの解析が難しくなりま
す。
・シャッタースピード が速いと、画面が暗くなり、見づらくなります。
→実際 に撮影した映像を見て、適切なシャッタースピードを決めましょう。
また 、必要に応じて、照明を工夫しましょう。
2.ビデオカメラは三脚にしっかり固定します。
3.録画を開始したあと、物体を運動させます。
→ズーム や、カメラの向きを工夫し、画面に5〜10コマ程度写るようにします。
4.物体が画面からはずれたら、録画を終了します。
5.うまく写っているか、再生してみましょう。
うまく 写っていない場合は、原因を考え、再度挑戦しましょう。ガンバレ!
--50/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
65
6.運動を再生して、OHPシートに記録しましょう。
(1)直線的な運動の場合(ワークシート例のグラフをOHPシートにコピーして使用します)
@ 運動 の最初の画面で一時停止(ポーズ)にします。
(この時間が長いとテープやヘッド保護のため機械が止まることもあります)
A ディスプレイ にOHPシートをセロハンテープで止めます。
(原点を運動の最初の位置にし、y軸に沿って物体が運動するようにします)
B コマ 送りを使い、1コマずつ動かし、そのときの物体の位置をOHPシートのy軸上に記録し
ます。
C OHP シートの記録をもとに、ワークシートのグラフを完成させます。
(移動距離−時間、速さ−時間の2種類)
ア)OHPシートのy軸上の記録をワークシートのy軸上に写します。
イ)ア)の記録をもとに、グラフ上に点を打ちます。(7 グラフの書き方参照)
ウ)線を引き、グラフ を完成させます。
D グラフ から、物体の運動について考察します。
(2)その他の運動の場合 (方眼のOHPシートを使用します)
@ 運動 の最初の画面で一時停止(ポーズ)にします。
(この時間が長いとテープやヘッド保護のため機械が止まることもあります)
A ディスプレイ に方眼のOHPシートをセロハンテープで止めます。
(水平、垂直方向に気をつけましょう)
B コマ 送りを使い、1コマずつ動かし、そのときの物体の位置をOHPシートに記録します。
C OHP シートの記録をもとに、ワークシートのグラフを完成させます。
(移動距離−時間、速さ−時間の2種類)
このとき 、班でよく相談し、運動の解析方法を工夫しましょう。
例えば 、・水平方向の移動量に着目する
・垂直方向 の移動量に着目する
・物体 の運動方向の移動量に着目する等いろいろ試してみましょう。
D グラフ から、物体の運動について考察します。
--51/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
66
7 ワークシートのグラフを完成させ、考
察しましょう。
〜グラフの書き方〜
(ここでは、直線的な運動の場合について
説明します。)
(1)時間と移動距離の関係
@ OHPシート上の記録をワーク
シートのグラフに写します。
A y軸上に記録した物体の位置を
そのままグラフに写せばOKです。
B なめらかな線を引いてグラフに
します。
(2)時間と速さの関係
@ y軸上に記録した物体の位置から、
1コマ間の移動距離を求めます。
→単位時間(この場合は1コマ、つ
まり1/30秒)に移動した距離
なので、この移動距離=速さとな
ります。
→記録タイマーの場合、5打点間隔
に切ったテープの長さと同じ意味
となります。
A グラフ上に点を打ちます。
→例えば、6〜7コマ間に注目しま
す。
この間の移動距離は、6コマ目から7
コマ目までの間の1コマ間(1/30秒)
の移動距離なので、6〜7コマ間の間の
平均の速さになります。
グラフに記入する場合、平均の速さはその時間帯のちょうど中間の速さと考えますので、6・7コ
マの中間(グラフの点線上)に点を打ちます。
B なめらかな線を引いてグラフを完成します。
物体の運動のグラフ
--52/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
67
年 組 班 氏名
運動名
グラフからわかること
記録タイマーとビデオカメラについて
--53/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
68
それぞれの便利な点と不便な点を下の表にまとめよう。
記録タイマー ビデオカメラ
便
利
な
点
不
便
な
点
次の時間の実験には、運動する物体や物体の運動の様子を考えて、どちらかの記録方法を選んでやりまし
ょう。
計画した物体名 どんな運動をさせるか 記録方法
記録タイマー・ビデオカメラ
記録タイマー・ビデオカメラ
記録タイマー・ビデオカメラ
今日の感想、先生への一言
自己評価
1.ビデオカメラを利用して物体の運動を記録できた。 A・B・C
2.運動の記録から、正確なグラフを書けた。 A・B・C
3.記録タイマーとビデオカメラそれぞれの特性について考えられた。 A・B・C
--54/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
69
理科(第2分野)学習指導案
植物の体のつくりと働きを調べよう
〜植物の生活と種類〜
(中学校)
植物は日光が当たると、二酸化炭素を取り入れて酸素を出し、葉でデンプンなどの
栄養分をつくることは小学校で学習していますが、ここでは、実験を通して体験的に
学習し、理解を深めることをねらいとしました。
本時は、BTB液の色の変化を利用して、水に溶けている二酸化炭素を植物が光合
成で利用することを調べる実験です。
その時、教師があらかじめ作成したプレゼンテーションを利用して、実験方法の説
明や内容のまとめを確認します。
--55/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
70
中中中中学校学校 理科理科((((第第第第2222分野分野))))学習指導案学習指導案
1 学年 中学校(第2分野)
2 単元名 植物の生活と種類
3 単元のねらい
身近な植物についての観察・実験を通して、植物の調べ方の基礎を身につけるとともに、植物の体の
つくりと働きを理解し、植物の種類やその生活についての認識を深め、生物を尊重し、自然環境を保全
しようとする意欲と態度を育てる。
4 小単元名 植物の体のつくりと働き
5 小単元のねらい
いろいろな 植物の体のつくりを観察し、その観察記録にもとづいて植物の体の基本的なつくりの特徴
を意欲的に見いだすとともに、それらを、花の働き、光合成、呼吸、蒸散に関する実験結果と関連づけ
てとらえることができるようにする。
6 指導計画(14時間扱い)
〈ねらい〉
花が果実に変化していく様子に興味・関心をもち、いくつかの花の観察から、
花のつくりには共通点があることを見いだし、花は種子を作る生殖器官であるこ
とを説明できるようにする。また、種子植物は、被子植物と裸子植物に分けられ
ることを理解する。
花はどんなつくりと
働きをしているか
(3時間)
〈指導のポイント〉
・花の各部を観察してスケッチさせ、花の各部の名称が言えるようにする。
・どの部分が果実や種子に発達するかを考えさせる。
・花のつくりによって、いくつかの種類に分類できることに気づかせる。
・被子植物と裸子植物の共通点と違いについて考えさせる。
〈ねらい〉
いろいろな植物の葉・茎・根の観察を行い、つくりの特徴を見いだすことがで
きるようにする。また、植物の体のつくりと働きの関係を、観察・実験を通して
とらえることができるようにする。
根や茎はどんなつく
りと働きをしている
か
(4時間)
〈指導のポイント〉
・いろいろな植物の根の張り方を観察し、その特徴を話し合う。
・茎や根の断面のプレパラートをつくり、観察させる。
・葉、茎、根にどのような共通点や差異があるかを考えさせる。
--56/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
71
〈ねらい〉
植物によって、葉の形や葉のつき方にちがいがあることに興味・関心をもち、
葉の観察を行って、葉脈の通り方のちがいや、細胞中に葉緑体があることなどを
とらえる。また、デンプン生成の有無や気体の出入りの観察から、植物の光合成
と呼吸について理解する。
葉はどんなつくりと
働きをしているか
(6時間)
〈指導のポイント〉
・葉の表皮や断面のプレパラートをつくり、観察させる。
・光合成は葉のどこで行われているかを調べさせる。
・呼吸と光合成の違いを明確にする。
〈ねらい〉
植物は日光が当たると、二酸化炭素を取り入れて酸素を出し、葉でデンプンな
どの栄養分を作ることは小学校で学習しているが、ここでは、実験を通して体験
的に学習し、理解を深める。
実験(本時はその3
時間目)
(1単位時間)
〈指導のポイント〉
・BTB液の色の変化を利用すれば、水に溶けている二酸化炭素の量がわかる
ことを理解させる。(実験に用いるBTB液は、生体に比較的無害といわれて
いる。)
・教師があらかじめ作成したプレゼンテーションを利用して、実験方法の説明
や、内容のまとめの確認をする。
7 本時の目標
オオカナダモに光が当たると水中の二酸化炭素を吸収することを、どのように証明できるかを考え、
実験することができる。
8 本時の展開 葉はどんなつくりと働きをしているか (3/6)
実験「光合成では二酸化炭素が使われることを確かめよう」
学習活動・内容 教師のかかわり 評価
導
入
10
分
○植物が光合成で二酸化炭素を使ってい
ることをどうやって証明できるか考え
る。
○BTB液に二酸化炭素を吹き込んだと
きの変化についての説明を聞く。
・BTB液に二酸化炭素を吹
き込む実験の演示を行う。
--57/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
72
展
開
30
分
○青色BTB液に呼気を吹き込み黄色に
変化させる実験をする。
○試験管に起こる変化を予測する。
○黄色BTB液を青色に変化させる方法
を考える。
○日なたに置いていた試験管のBTB液
の変化を観察する。
○オオカナダモを入れなかった試験管の
意味を考える。
・ビーカーに入れて行うこと
を助言する。
・黄色BTB液を入れた試験
管2本のうち、1本にはオ
オカナダモを入れ、他方に
は何も入れないものを準備
し、日なたに置く。
・二酸化炭素を溶かすことに
よりBTB液が黄色に変化
したことを振りかえり、二
酸化炭素量とBTB液の色
との関係をプレゼンテーシ
ョンで演示する。
【技能・表現】
BTB液を青に戻す方法
を考え、理解でき、実験す
ることができる。
(評価方法)
ワークシートに記述さ
れた実験方法による。
ま
と
め
10
分
○日なたに置いていた試験管のBTB液
の変化から、光合成と二酸化炭素の関係
を考察する。
・プレゼンテーションを利用
して、本時の内容を確認す
る。
【知識・理解】
光合成の時に二酸化炭素
が使われることを理解す
る。
(評価方法)
ワークシートの記述内
容による。
※ 中学校理科 における評価の4観点
【関心 ・意欲・態度】自然事象への関心・意欲・態度
【思考 】 科学的 な思考
【技能 ・表現】 観察 ・実験の技能・表現
【知識 ・理解】 自然事象 についての知識・理解
--58/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
73
資資資資 料料料料
黄色ののののBTBBTBBTB液液液液からからからから二酸化炭素二酸化炭素をををを追追追追いいいい出出出出すとすとすとすと・・・・・・・・・・・・
光合成
植物は光合成で二酸化炭素を
使っているのでしょうか
まとめ
青色BTB液に息を吹き込むと・・・
青色BTB液に息を吹き込むと・・・
BTB BTB液液液液にににに二酸化炭素二酸化炭素がががが
溶溶溶溶けたからけたから
黄色いBTB液にオオカナダモを入れ、日光 に当てると・・・
植物が光合成で二酸化炭素を
使ったことがわかる!
BTB BTBのののの色色色色のののの変化変化
--59/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
74
--60/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
75
理科(第2分野)学習指導案
火山の噴火の様子を観察しよう
〜大地の変化〜
(中学校)
世界中の様々な火山の噴火の様子を、学校教育放送番組(神奈川県教育委員会制作)
から取り出した映像資料(ビデオクリップ)を視聴することにより観察します。
そして、自分たちで調べる火山を選び、その火山について「調べ学習」を行い、発
表します。
--61/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
76
中中中中学校学校 理科理科((((第第第第2222分野分野))))学習指導案学習指導案
1 学年 中学校(第2分野)
2 単元名 大地の変化
3 単元の目標
大地の活動の様子や身近な地形、地層、岩石などの観察を通して、地表に見られる様々な事物や現象
を大地の変化と関連付けてみる見方や考え方を養う。
(1)野外観察を行い、観察記録をもとに、地層のでき方を考察し、重なり方の規則性を見いだすと
ともに、地層をつくる岩石とその中の化石を手掛かりとして過去の環境と年代を推定すること
ができる。
(2)火山の形、活動の様子及びその噴出物を調べ、それらを地下のマグマの性質と関連付けてとら
えるとともに、火山岩と深成岩の観察を行い、それらの組織の違いを成因と関連付けてとらえ
ることができる。
(3)地震の体験や記録をもとに、その揺れの大きさや伝わり方の規則性に気付くとともに、地震の
原因を地球内部の働きと関連付けてとらえ、地震に伴う土地の変化の様子を理解することがで
きる。
4 単元設定の理由
日本は地震国であり、火山国でもある。日本で生活していくには、いたずらに地震や火山を怖がるの
ではなく、地震や火山のことをよく理解し、安全に生活できるすべを身につける必要がある。そこで、
まず地震や火山の基本的な知識を身に付けさせたい。
また、現在の地表の様子は、気の遠くなるような長い地球の歴史の結果である。地層や化石を観察す
ることにより、遠い過去の地球の様子を類推できることがわかる。そして、そこからダイナミックな大
地の変動を想像することを通して、地球について、より愛着を持てる生徒に育てていきたい。
さらに、様々な資料を活用した調べ学習を行うことで生徒の興味・関心をより一層引き出したい。
以上のような理由からこの単元を設定した。
5 単元の指導計画
ア 地層 と過去の様子 6時間扱 い
イ 火山 と地震 12 時間扱い
1次 火山 7時間扱い
第1時 いろいろな 火山(本時)
第2時〜第5時 火山 を調べよう(調べ学習)
第6時 調べた 火山について発表しよう
第7時 まとめ
2次 地震 5時間扱い
--62/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
77
6 単元の評価計画
(1)評価規準
関心・意欲・態度 思考・判断 技能・表現 知識・理解
地層と過去の様子、火
山と地震に関する事物・
現象に関心をもち、意欲
的にそれらを探究すると
ともに、自然環境を保全
しようとする 。
地層と過去の様子、火
山と地震に関する事物・
現象の中に問題を見いだ
し、解決方法を考えて観
察・実験や調査を行い、
事象の生じる要因や仕組
みを時間、空間と関連付
けて動的に見たりして問
題を解決する。
地層と過去の様子、火
山と地震に関する事物・
現象について観察・実験
や調査を行い、観察・実
験の基本操作を習得する
とともに、観察・実験や
調査の計画、実施、結果
の記録・考察など探究す
る過程を通して、自然の
規則性を見いだしたり、
自らの考えを導き出した
りして創意ある観察・実
験報告書の作成や発表を
行う。
地層と過去の様子、火
山と地震に関する事物・
現象について理解し、知
識を身に付けている。
(2)評価計画 ※太枠が本時
評 価 項 目 時 学習内容
関心・意欲・態度 思考・判断 技能・表現 知識・理解
1 いろいろな火山
の噴火の様子を
ビデオ視聴を通
して観察する。
興味を持ってビデ
オを視聴し、自分た
ちの班で調べる火
山について意欲的
に選ぼうとする。
視聴した火山の噴
火の様子から、噴火
や噴出物の性質が
似ているものや違
うものがあること
について考えるこ
とができる。
2
〜
5
グループで調べ
る火山を決め、
調 べ 学 習 を 行
う。
火山の性質と火山
をつくる岩石の関
係について考える
ことができる。
作品に適切にまと
めることができる。
6 発表会 自分の班の発表を
意欲的に行う。ま
た、他の班の発表
を、興味を持ってし
っかり聞く。
自分の班が調べた
火山と発表された
火山の相違点につ
いて考えることが
できる。
自分の班が調べた
内容を的確に伝え
ることができる。
7 まとめ
火山岩と深成岩の
相違点について考
えることができる。
火山と火成岩につ
いての知識を身に
付けている。
--63/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
78
7 本時の展開
(1)本時の目標
世界の火山の噴火の様子のビデオを視聴することにより、火山や火山の噴火に興味を持ち、すすんで
調べようとする。
(2)本時の指導過程
過 程 学 習 活 動 指 導 内 容 指導上の留意点 評価観点(方法)
導入
(10分)
・知っている火山の名前
と、その火山の特徴をで
きるだけたくさんワー
クシートに書く。
・いくつか例示しな
がら火山を思い出
させる。
・現在活動を休止して
いる火山でもよい。
展開
(35分)
・教育放送番組から、6つ
の火山の噴火の様子を
視聴する。
・気づいたこと、疑問に思
ったことをワークシー
トに記録する。
・調べ学習の説明を聞く。
・調べ学習のグループを
決める。
・グループごとに調べた
い火山を1つ決める。
・グループで調べ方の相
談をし、次の授業で各自
用意するものを相談す
る。
・教育放送番組のク
リップを使い、6つ
の火山の噴火の様
子のビデオを写す。
・説明プリントをも
とに、調べ学習のや
り方について説明
する。
・任意のグループ編
成をさせる。
・グループが決まっ
たら調べたい火山
について話し合わ
せる。
・火山が決まったら
調べ方について相
談させる。
・気が付いたこと、疑
問に思ったことは何
でも記入するように
促す。
・1人にならないよう
気をつける。
・多人数のグループは
2つに分ける。
・ビデオで視聴した火
山以外でもよいこと
を伝える。
・机間指導をする。
【関心・意欲・態度】
・行動観察
・ワークシート
【思考・判断】
・ワークシート
【関心・意欲・態度】
・行動観察
まとめ
(5分)
・グループごとに調べる火
山名を発表する。
--64/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
79
(3)本時の観点別評価について
【関心・意欲・態度】行動観察 ビデオの視聴場面
学習活動における具体の評価規準 ビデオを興味を持って視聴する。
「十分満足できる」状況(A)と判断す
る具体的状況
ビデオを熱心に視聴し、視聴後に自分なりの感想や疑問点を言
う。
「努力を要する」状況(C)と評価する
生徒への手だて
横で一緒に驚いたり感心したりしながら、ビデオに興味が持てる
ようにする。
【関心・意欲・態度】ワークシート
学習活動における具体の評価規準
ワークシート2.の「気が付いたこと」の記入欄に、もれなく記
入している。
「十分満足できる」状況(A)と判断す
る具体的状況
ワークシート2.の「気が付いたこと」「疑問に思ったこと」の
記入欄にもれなく記入している。
「努力を要する」状況(C)と評価する
生徒への手だて
視聴した火山の特徴を生徒から聞き、それをワークシートに記入
するよう指導する。
【思考・判断】ワークシート
学習活動における具体の評価規準
ワークシートの3.の記入欄に、噴火や噴出物の性質が似ている
ものや違うものがあることについて記述している。
「十分満足できる」状況(A)と判断す
る具体的状況
ワークシートの3.の記入欄に、噴火の様子が違うのは噴出物の
状態が違うから、ということについて記述している。
「努力を要する」状況(C)と評価する
生徒への手だて
記入したそれぞれの火山の特徴をもとに、似たものや違うものが
あることを考えさせる。
【関心・意欲・態度】行動観察 班での話し合い場面
学習活動における具体の評価規準 自分の考えを主張しながら、班での話し合いを行っている。
「十分満足できる」状況(A)と判断す
る具体的状況
自分の考えとその理由を明確に主張しながら、班での話し合いに
積極的に参加している。
「努力を要する」状況(C)と評価する
生徒への手だて
視聴したビデオの内容を思い出させながら、班での話し合いに参
加するよう促す。
--65/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
80
資資資資 料料料料
今回使用する視聴覚教材は、神奈川県教育委員会が作成した学校教育放送番組をもとに、総合教育セ
ンターで作成したクリップです。
ア 番 組 名 中学校 の理科 火山 平成3年度 岩波映画社
イ クリップ 名 伊豆大島三原山の噴火(40秒)三原山.wmv
ハワイ 島の火山噴火(25秒)ハワイ島.wmv
アイスランド での割れ目噴火(28秒)アイスランド.wmv
イタリア シシリア島エトナ火山(47秒)シシリア島.wmv
ジャワ 島での火山噴火(49秒)ジャワ島.wmv
セントヘレンズ 火山の噴火(1分31秒)セントヘレンズ.wmv
■伊豆大島三原山の噴火 ■ハワイ島の火山噴火 ■アイスランドでの割れ目噴火
■イタリアシシリア島エトナ火山 ■ジャワ島での火山噴火 ■セントヘレンズ火山の噴火
(5)調べ学習について
今回 は、火山についてグループで調べ、まとめたあと、発表会を行う。
ア グループ 2〜5人で任意 のグループとする。
イ 調べる 内容 グループで決めた火山と、その火山をつくる岩石についての2点について調べる。
ウ 時 間 4時間 で調べまとめる。時間内に終わるように工夫する。
エ 調 べ 方 図書室 の図鑑等を使って調べる。
コンピュータ 室で、インターネットホームページから調べる。
教育用 ソフトウェアを使って調べる。
その 他各グループで工夫する。
オ まとめ 方 原則 として全紙大の方眼紙(縦長)にまとめる。
これ 以外は各グループの工夫に任せる。
カ 発 表 1グループ 5分以内で発表する。
キ そ の 他 作品 は理科室前の廊下に掲示する。
ク 評 価 自己評価
相互評価 (メッセージカード:ここが良かったよというメッセージを書く。)
--66/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
81
ワークシート例
1年 組 番 氏名
1.あなたが知っている火山の名前をできるだけたくさん書こう。
また 、その火山の特徴も書こう。(今は活動を止めていてもかまいません。)
火 山 名 特 徴
例 富士山 日本で一番高い山。今は目立った活動が見られない。
2.ビデオで見た火山について、気が付いたこと疑問に思ったことを記録しよう。
伊豆大島三原山の噴火
・気が付いたこと ・疑問に思ったこと
ハワイ島の火山噴火
・気が付いたこと ・疑問に思ったこと
アイスランドでの割れ目噴火
・気が付いたこと ・疑問に思ったこと
イタリア シシリア島エトナ火山
・気が付いたこと ・疑問に思ったこと
ジャワ島での火山噴火
・気が付いたこと ・疑問に思ったこと
セントヘレンズ火山の噴火
・気が付いたこと ・疑問に思ったこと
3.全部の火山を通して気が付いたことや疑問に思ったことを書こう。
・気が付いたこと ・疑問に思ったこと
4.あなたのグループのメンバーを書こう。
5.あなたのグループが調べる火山は何ですか。
6.調べ方についての相談の結果を書こう。
--67/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
82
--68/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
83
音楽科学習指導案
ヒット曲をつくろう
〜表現・創作領域〜
(中学校 第2学年)
音楽科の指導領域の中で、指導が難しいといわれている「創作」領域において、専
用ソフトウェアをフル活用することにより、楽典的知識や鍵盤楽器演奏能力の負担を
取り除き、生徒が感覚的に創作活動に取り組めるような題材計画を作成しました。
題材前半では楽譜を示さず、使用するソフトの特徴を生かして「図形」として見え
る形で歌づくりをし、「創作する楽しさ」を味わうことをねらいとしましたが、単な
る「ソフトの機能」を習得する学習にならないよう、後半では、別のソフトを使って
作品を楽譜化し、譜面上で副旋律を付けて作品を練り上げていくという流れにしまし
た。生徒が、日常の学習の多くを占める「譜面を表現する」のではなく、「表現を譜
面にする」体験をしながら、創作活動に取り組むことができるのが、本プランのポイ
ントです。
--69/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
84
中中中中学校学校 音楽音楽科科科科学習指導案学習指導案
1 学年 第2学年
2 題材名 ヒット曲をつくろう 〜表現・創作領域〜
3 題材目標
○コンピュータで音楽をつくることに興味や関心をもち、意欲的に表現活動することができる。
「音楽への関心・意欲・態度」
○音の響きのよさや美しさを感じ取り、工夫して表現に生かすことができる。
「音楽的な感受や表現の工夫」
○自由な発想でいろいろな表現方法を楽しみながら工夫して音楽をつくることができる。
「表現 の技能」
※(○創作作品を互いに聴き合い、他の作品のよさを感じ取ることができる。 「鑑賞の能力」)
※(評価規準の項に解説を記載)
4 題材について(IT活用の視点から)
子どもたちにとって“音楽をつくる”という活動は、大変難しい活動になっているようである。従来
の指導計画の中でも「創作」の活動は取り入れて考えてきていることと思うが、そこでは往々にして「楽
譜を書く」ことが中心の活動となっていることが多く、楽典的な知識の応用や、ただ音符を視覚的に並
べただけのような作品が多数見受けられる現状があったのではないだろうか。教師が「この作品を演奏
しようとするとね・・・」と、実際に音を鳴らして聴かせてみせるといった支援をして、初めて自分の
作品を理解するといった生徒も多くあり、自分の感性を表現するという目標にはなかなか到達できない
現状があったと推察される。
本題材はコンピュータを利用することによって、生徒が楽典的知識をさほど用いずに、「自分の音楽
(歌)をつくる」ことだけに専念し、自分で何度でも音を確認しながら活動できることを最大の長所と
考えて設定した。またコンピュータを利用することによる、「記譜の手間が省ける」こと、「音の響き
の確認が容易にできる」こと、「修正が容易である」ことなどにも着目し、学習活動がスムーズに進む
ことを期待した。
本題材では、いわゆる「歌づくり」タイプと、「楽譜作成」タイプのソフトを利用する。それぞれの
専用ソフトをフル活用することにより、楽典的知識や鍵盤楽器演奏能力の負担を取り除き、生徒が感覚
的に創作活動に取り組めるような題材計画とした。また、今回利用した「歌づくり」タイプのソフトは、
「実際に歌詞を歌わせることができる」ものである。このことにより、生徒はイメージをわかせやすく
なり、作曲をより身近なものとして楽しく活動できるのではないかと考える。
題材前半では楽譜を示さず、「歌づくり」ソフトの特長を生かして「図形」として見える形で歌づく
りをし、「創作する楽しさ」を味わうことをねらいとしたが、単に「ソフトの機能」を習得する学習に
ならないよう、後半では、「楽譜作成」ソフトを使って作品を楽譜化し、譜面上で副旋律を付けて作品
を練り上げていくという流れにした。生徒が、日常の学習の多くを占める「譜面を表現する」のではな
く、「表現を譜面にする」体験をしながら、創作活動に取り組むことができるのが、本プランのポイン
--70/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
85
トである。
生徒が取り組む作品のジャンルとして、今回は“ラップ”のようなもの(メロディラインがとらえに
くくリズムが強調されたもの等)は例外とした。生徒がこの創作活動を通して、旋律や歌詞の美しさに
気付いてくれることを期待したからである。
そこで本題材では「ヒット曲をつくろう」となげかけ、「歌いやすい」こと、「覚えやすい」こと、
そして何よりも「自分から歌いたくなる」ことなどをキーワードに活動に取り組むこととした。
コンピュータを利用したこの学習活動を通して、音楽(歌)をつくることや、表現することの充実感
と楽しさを味わわせたい。
5 本題材で使用するソフトウェアについて
生徒が楽典的な知識や鍵盤楽器の演奏技能等に縛られることなく、感覚的に作曲活動ができるように
するため、本題材では前半にパソコン画面上に「音の高低」「音の長さ」「歌詞」を図形として作成す
ることができる、いわゆる「歌づくり」タイプのものを使用した。
このソフトは、曲のテーマ探しから、歌詞創作、メロディ創作、伴奏パートづくり、そして再生時に
は、歌詞を言葉で歌うということに至るまで、目に見え、耳に聞こえる作品として生み出すことができ
る機能をもっている。
生徒は発音させたい言葉を選び、画面に表示された作曲パネル上に貼り付けて上下に移動(音の高低)
させたり、ドラッグして伸ばしたり(音の長短)することによって、楽譜ではなく「図形」として見え
る感覚で、すべてマウス操作のみで、歌づくりが可能である(イメージ図参照)。
た た
い い き な
さ さ れ
い は
な が
<作曲パネル イメージ図>
本題材プランでは、このソフトを利用してまずグループ毎に「歌づくり」をするが、単に「ソフトの
機能」を習得する学習にならないよう、後半では別のソフトを使い、作成した作品を楽譜化した上で副
旋律を付けていくという流れにしている。生徒は、日常の学習の多くを占める「譜面を表現する」ので
はなく、「表現を譜面にする」体験をしながら、創作活動をすることになる。
後半で使用するソフトはいわゆる「楽譜作成」タイプのもので、前半で使用するソフトと互換性のあ
るものを選んだ。
--71/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
86
6 評価規準
音楽への関心・
意欲・態度
音楽的な感受や
表現の工夫
表現の技能 ※(鑑賞の能力)
題
材
の
評
価
規
準
コンピュータで音楽
をつくることに興味や
関心をもち、表現活動す
ることに意欲的である。
音の響きのよさや美
しさを感じ取り、表現に
生かす工夫をしている。
自由な発想でいろい
ろな表現方法を楽しみ、
工夫して音楽をつくる
技能を身に付けている。
(創作作品を互いに聴
き合い、他の作品のよさ
を聴き取っている。)
具
体
の
評
価
規
準
@音の響きや、ふしづく
りに関心をもち、進ん
で音楽づくりをしよ
うとしている。
A自分たちのグループ
独自の音楽をつくろ
うと努力している。
B道具としてのIT機
器を積極的に活用し
ようとしている。
@音や歌詞の流れや、響
きの美しさを感じ取
っている。
Aリズムや旋律のおも
しろさを感じ取って
表現方法を工夫して
いる。
B音楽の仕組みを理解
し、よりよい作品とな
るよう工夫を重ねて
いる。
@様々な音やリズムの
組み合わせを工夫し
て音楽表現をしてい
る。
(@歌詞の流れやつな
がりなど、友達の作品
を互いに聴いて、その
よさや美しさを聴き
取っている。)
※本題材は「表現・創作」領域なので、「音楽への関心・意欲・態度」、「音楽的な感受や表現の工夫」、
「表現の技能」の3観点を示すことでよいのであるが、鑑賞の活動に関連する内容が含まれているの
で、鑑賞領域としての評価規準も示した。しかし本題材の場合の鑑賞活動(友達の作品を聴く)は、
音楽を感じ取って自分たちの表現に生かす活動として「音楽的な感受や表現の工夫」に含まれるもの
である。
7 指導計画(5時間扱い)
<学習環境について>
○PCルームでの授業が理想であるが、ノートパソコン等、持ち出せる環境があれば音楽室又は普通
教室でも可能。
○パソコン環境は2〜3人に1台(つまりグループ人数は2〜3人)が望ましい。
○本題材は生徒がハードウェアに慣れていないことを想定し、かつ楽曲創作の際に相談できることを
考慮してグループ学習としたが、条件が整えば1人1台での授業も可能。
--72/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
87
評価項目
○ 学 習 の ね ら い
・ 主 な 学 習 活 動
○指導のポイント 扱うIT機器
関 工 技 鑑
1 ○IT機器の使用方法をマスターす
る。
<グループ活動>
・コンピュータの設置方法を知る。
・コンピュータ、ソフトウェアの
起動方法を知る。
・ソフトウェアの仕組み、操作方
法を知り、入力・再生の練習をす
る。
・データの保存、コンピュータの
終了方法を知る。
○学習グループを作る。
○機器の使用方法の留意点を
プロジェクタで紹介する。
○ソフトウェアの使用方法や
特長をプロジェクタで紹介
する。
○練習用の課題を提示し、正し
く入力・再生できたか確認
する。
○個別指導をする。
◎
|
B
○
|
@
A
2
○自作の「詩」を歌詞として曲(歌)
づくりをする。
<グループ活動>
・「詩」を創作する。
・歌詞(音)の入力及び再生方法
を知る。
・グループで協力しながら「歌づ
くり」をする。
・編集方法の手順を知る。
・データを保存し終了する。
○前時の復習として機器の設
置、起動等の確認をする。
○ソフトの機能も活用させる。
○歌詞(音)入力・再生上の留
意点をプロジェクタで紹介
する。
○よくできているグループを
参考にさせる。
○楽曲として整えていく上で
の留意点をプロジェクタで
紹介する。
コンピュータ、
「歌づくり」ソフ
ト、MIDI音
源、(各グループ
に1台)
プロジェクタ(1
台・指導用)
フロッピーディ
スク(各グループ
に1枚)
◎
|
@
○
|
A
B
3
本
時
○作品を聴き合い、楽譜化して工夫
を加える。
<グループ活動>
・作品(途中経過)を発表して聴
き合う。
・作品を修正する。
・作品を楽譜化して自作品を確認
する。
・楽譜化されたデータをもとに、
副旋律の入力方法を知る。
○他グループの作品を参考に
させる。
○グループ毎に工夫させる。
○新しいソフトウェアやキー
ボードの使用方法や特長を
プロジェクタで紹介する。
コンピュータ、
「歌づくり」「楽
譜作成」ソフト、
MIDI音源、M
IDI対応キー
ボード(各グルー
プに1台)
プロジェクタ(1
台・指導用)
○
|
A
B
◎
|
@
A
○
|
@
(
@
)
--73/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
88
4 ○創作音楽の楽しさ、奥深さを感じ
取る。
<グループ活動>
・副旋律を入力する。
・作品を修正する。
・副旋律を修正する。
○副旋律入力の参考例を提示
する。
○ポイントを個別にアドバイ
スする。
○
|
@
○
|
B
◎
|
@
5 ○創作音楽の楽しさ、奥深さを味わ
う。
<グループ活動>
・グループ毎に発表する。
・各グループの作品を鑑賞する。
○楽譜化したデータを配布す
る。
・プロジェクタで発表作品の
楽譜を映す。
○各グループのよい点を紹介
する。
コンピュータ、
「歌づくり」「楽
譜作成」ソフト、
MIDI音源、M
IDI対応キー
ボード(1台・発
表用)
プロジェクタ(1
台・提示用)
◎
|
@
(
@
)
8 本時の目標
○ 作品を聴き合いグループ毎に工夫を加えたり、楽譜化して副旋律を付けたりすることができる。
9 本時の展開(3/5)
学 習 活 動 と 内 容 教 師 の か か わ り 評 価
1 機器を準備する。
2 本時のめあてを確認
する。
3 前時までの作品を確
認し、必要に応じて補
足する。
4 グループ毎に作品を
発表(再生)して聴き
合う。
・他グループの作品の
よいところを見付け
ながら聴く。
○学習に入るための事前準備が適切にできて
いるか、各グループを回って指導する。
○前時までの作品を再生して思い出させ、やり
残したことや未完成な部分を仕上げるよう
助言する。
・進み具合の遅いグループに対しては途中経
過の発表ということもあり、作品は4〜8
小節程度でもよいこととする。
○作品に講評を加え、次の段階に進むにあたっ
ての方向性を示す。
・できれば生徒同士に相互評価させる。
【関心・意欲・態度】
○自分たちのグループ独自の
音楽をつくろうと努力して
いる。
<行動観察>
【表現の技能】
○様々な音やリズムの組み合
わせを工夫して音楽表現を
している。
<作品聴取>
【表現の工夫】
◎音や歌詞の流れや、響きの
美しさを感じ取っている。
前時までの作品を聴き合い(他のグルー
プ作品を参考にしながら)グループ毎に
工夫を加えよう。
友達の作品のよいところを見つけ、自分
たちの作品に生かそう。
--74/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
89
5 作品を修正する。
・グループで工夫して
作品をよりよいもの
に仕上げる。
6 作品を楽譜化する。
・楽譜作成ソフトウェ
アの使用法を知る。
・作品を楽譜化して自
分たちの作品を確認
する。
7 副旋律を創作する。
・キーボードを設置す
る。
・副旋律について知る。
・副旋律の入力方法及
び作品の再生方法を
知る。
・試し入力、再生をす
る。
○余裕のあるグループは楽曲を伸ばしたり、2
番の歌詞を付けたりしてもよいこととする。
・進行が遅れ気味のグループには個別指導す
る。
○「楽譜作成」ソフトの使用方法や特長をプロ
ジェクタで紹介し、楽譜化の手立てを示す。
・グループ毎にプリントアウトする。
・「図形」として感覚的に見ていた楽曲(歌)
が、楽譜に表すとどのようになるのか確認
させる。
○新たに副旋律を入力するためのキーボード
の設置、設定を指示する。
・副旋律について楽曲(歌)を装飾するもの
というとらえで簡単に説明する。
・楽譜化されたデータに、副旋律を入力する
方法及び楽曲を再生する方法をプロジェ
クタで紹介する。
・ここでは音楽的な入力を考えず、入力・再
生の方法のみを定着させる(副旋律の参考
例は次回に示す)。
<発言・行動観察>
【表現の工夫】
◎リズムや旋律のおもしろさ
を感じ取って表現方法を工
夫している。
<作品観察・聴取>
【関心・意欲・態度】
○道具としてのIT機器を積
極的に活用しようとしてい
る。
<行動観察>
自分たちの作品を楽譜にしてみよう。
副旋律を付けてみよう。
--75/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
90
--76/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
91
技術・家庭科(技術)学習指導案
身の回りにあるものを整理する製品をつくろう
(中学校 第1〜2学年)
技術・家庭科の技術や“ものづくり”の授業において、作品を製作する際に使用す
る工具(切断する工具)について、材料の特徴と使用に適した工具を調べ、実際に体
験した結果を、学校内の掲示板(ネットワーク上)で発表することで、課題や成果な
どを出し合い、お互いの情報の共有を通して、学習を深めていきます。
--77/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
92
中中中中学校学校 技術技術・・・・家庭科家庭科((((技術技術))))学習指導案学習指導案
1 学年 1〜2学年
2 題材名 身の回りにあるものを整理する製品をつくろう
3 題材の目標
(1)使用目的 や使用条件に即した製品の機能と構造について理解する。
(2)製品 に用いる材料の特徴と利用方法を知る。
(3)製品 の構想の表示方法を知り、製作に必要な図をかけるようにする。
(4)材料を適切に加工し、目的にあった製品を作成することができる。
4 題材の設定理由
技術・家庭科では、実践的・体験的な学習活動を重視しながら、ものづくりの楽しさや完成の喜び
を大切にしてきた。また、新学習指導要領では、「ゆとりの中で生きる力を育む教育」を唱え、生活
を営む上で生じる課題に対して思考を深め、表現していく意欲と能力の育成を重視する必要があると
明示されている。身の回りにものが溢れ、不自由しない豊かな生活を送っている生徒たちにとって、
「ものの設計から完成まで」というものづくりの一連の経験は非常に少なくなっている。のこぎりや
げんのうを使用した経験はあるが、その使用法について正しく理解できているとはいいがたい。そこ
で、身のまわりにあるものを整理する製品の製作を通して、ものづくり、さらに、情報検索にコンピ
ュータを利用することで、コンピュータに関する基礎的な知識と技術を習得できると考えた。
5 題材の指導計画(35時間扱い)
〈ねらい〉
学習題材 の概略を理解し、目標を設定する。
技術 と私たちの生活の関わりについて理解する。
技術と私たちの生活
(3)
〈指導のポイント〉
産業 と技術の発達について、身の回りの生活との関わりを中心に考えさせる。
〈ねらい〉
いろいろな 資料や情報をもとに構想し、構想図にまとめる。
製作する製品の構想
(4)
<ユニット1:構想図> 〈指導のポイント〉
いろいろな 情報や身の回りの環境などを考えて、製作するものを構想させる。
〈ねらい〉
材料 の種類や特徴、工具とその加工法についてインターネット・データベー
ス等を利用して調べる。
使用する材料と加工
法について
(5)
((((本時本時::::2222時間目時間目)))) 〈指導のポイント〉
製作 するものに関する必要な条件や材料、工具などを調べ、理解させる。
--78/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
93
〈ねらい〉
けがき 、部品加工(切断・穴あけ・ねじ切り)、組立、仕上げの各作業工程
にしたがって製作する。
製品の製作 (15)
<ユニット2:けがき>
<ユニット3:部品加工>
<ユニット4:組立>
<ユニット5:仕上げ>
〈指導のポイント〉
構想 どおりに完成できるように、各行程の作業を支援する。
〈ねらい〉
図面 や工程、製作方法などを記入したレポートを作成する。
製作レポートの作成
(5)
〈指導のポイント〉
製作行程 を振り返り、わかりやすいレポートを作成させる。
〈ねらい〉
作品 を発表し、自己評価・相互評価をする。
作品発表会・学習の
まとめ
(3) 〈指導のポイント〉
自分 で製作した作品を説明し、情報として発信することができるように指導
する。
6 本時の目標
いろいろな 材料に応じた切断の仕方を理解する。
(評価規準)
T 生活 や技術への関心・意欲・態度
・試験材料 から、材料の違いによる特徴を比較し、まとめようとする。
W 生活 や技術についての知識・理解
・材料 に対応した適切な工具とその加工方法を理解する。
7 本時の展開(9/35)
学 習 活 動 と 内 容 教 師 の か か わ り 評 価
・ 製品に使われている材
料から加工する際の切
断方法として適切な方
法を知る。
・ 試験材料を手に持って
調べる。
・ 様々な方法で収集した
情報等を参考に材料と
工具の種類についてワ
◇切断する工具の適切な使い方を考えるために、切
断に用いる材料の特徴を知らせる。
◇切断に用いる工具の情報について、インターネッ
ト、図書、資料集など様々な方法で収集するよう
助言する。
【関心・意欲・態度】
試験材料から,材料
の違いによる特徴を
比較し、まとめるこ
とができる。
材料を切断するにはどの工具が適しているか調べよう。
情報の検索とデジタルカ
メラによる記録
--79/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
94
ークシートにまとめ
る。
・ 試験片を使って、切断
する。
・ 切断を行った結果につ
いて断面等を見ながら
状況や課題を写真・メ
モで記録する。
・ 掲示板のメモをもと
に、自分の課題と比較
したり、他の人に質問
するなどしながら要点
を考えまとめる。
・ まとめの確認が必要な
場合は再度切断を行
う。
・ 切断について、材料と
使用する工具や切断の
仕方について、ワーク
シートにまとめる。
◇一人ひとりの情報の収集状況を観察し、適切な工
具や使い方の情報を収集できるよう助言する。
◇安全に工具を取り扱っているか、無理な使い方を
していないか確認する。
◇掲示板等を使用し、他の生徒が調べた内容や切断
結果などを参考に、自分の課題が少しでも解決で
きるように助言する。
◇発表することにより、次時への意欲の向上につな
げる。
【知識・理解】
それぞれの材料に対
して、加工に必要な
工具を知り、適切な
加工方法を理解す
る。
切断した状況を撮った写真、メモ、課題をネット上の掲示板に貼り、
情報を共有化しよう。
情報の発信
材料に適した工具とその使用方法をまとめよう。
--80/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
95
資資資資 料料料料
工具の検索(http://www.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/kyouka/gijutu/s hiryou/15-shiryou1.htm )
--81/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
96
--82/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
97
--83/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
98
--84/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
99
国語科(国語総合)学習指導案
意見文の書き方を学ぼう
(高等学校 第1学年)
新聞の投書欄には、様々な立場の読者のいろいろな話題が掲載されています。ここ
では投書を読み手、書き手の両方の立場から分析し、不特定多数に向けた意見文の書
き方の基本を学習します。
本指導案はITを活用した授業の一例として、生徒がネットワーク上で、意見交換
を行う内容となっています。
ネットワークを利用することにより、回収、印刷、配布等の作業が不要となるため、
生徒同士の意見交換に十分な時間を取ることができます。また、本指導案では、一般
的な表計算ソフトウェアのみを使用しています。
--85/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
100
高等学校 国語科国語科((((国語総合国語総合))))学習指導案学習指導案
1 学年 高等学校 第1学年
2 単元名 意見文の書き方を学ぼう
3 単元目標
・様々な立場の人々がそれぞれの関心によって投稿した文章を読み、書き手の考えを読み取る力を身に
つける。
・不特定多数の人に向けて意見を述べる投書を題材に、読み手にわかりやすい意見文を書く。
4 指導計画(4時間扱い)
<準備>
・投書は、生徒一人ひとりがワープロソフトを使って記述するため、コンピュータ教室等の一人一台の
端末利用が可能な環境を用意する。
・作成した投書は、各自がサーバーもしくはフロッピーディスクに保存し、提出する。
・全員がお互いの投書を閲覧するために、表計算ソフトウェアのMicrosoft Excel を使う。そこで、あら
かじめ各端末からアクセスできるサーバー等に、「ブックの共有」の設定をしたエクセルファイルを
用意しておく。
〈ねらい〉
新聞に掲載されている投書を学習材として、それぞれのテーマや文章の長さ、
文体等を丹念に読み、意見文の書き方を知る。
<1時間目>
新聞の投書欄を読む
〈指導のポイント〉
新聞の投書欄の中から印象に残ったものを一つ選んで、次のような項目を分
析させる。提出用のプリントをあらかじめ配布しておくのが望ましい。
1 投書 を書いたのはどのような人物か
2 投書 にはどのような意見が述べられているか
3 その 意見はどのような体験や事実に基づいて述べられているか
〈ねらい〉
不特定多数の人に向けた意見文の書き方を知る。
<2時間目>
投書を書く
〈指導のポイント〉
投書を書く際に留意すべき点として、次の点を指導する。
1 書き手の立場 を明確にすること
2 意見 や主張が明確で、しかも客観性を持っていること
3 意見 や主張を支えるだけの事実や体験が提示されていること
4 わかりやすい 文章を心がけること
5 内容 にふさわしい題がつけられていること
--86/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
101
〈ねらい〉
書き手の意図を正確に読み取った上での意見・反論文の書き方を知るととも
に、自分の投書に対する意見・反論文を読み、自分の意見文の表現の妥当性・
客観性を確認する。
<3時間目>
投書を読み、意見・
反論を書く(本時)
〈指導のポイント〉
書き手の主張を正しく読み取り、投書に対して肯定・否定の内容にかかわら
ず、趣旨が明確で論理的な文章を書くように指導する。
書き上げた意見・反論文は、ワープロの文書ファイルとして印刷・保管した
後、ネットワーク上の共有ファイルにも貼り付けさせる。
※あらかじめ「ブックの共有」設定をした、Microsoft Excelのファイル に、
一人一行で場所を指示し、ワープロソフトからコピー&ペーストを行う。
その際、出席番号と氏名は、ワープロ文書には残すが、全員が閲覧できる
共有ファイルの中からは削除するように指示する。
〈ねらい〉
書き手の意見や主張が明確で、客観性のある意見文の書き方を身につける。
また、様々なテーマで書かれた他の生徒の投書を読むことにより、学ぶべき点
などを探し、切磋琢磨する。
<4時間目>
投書の完成
〈指導のポイント〉
投書に対する意見・反論文と投書とを比べて読み直すことにより、相手に伝
わりにくい部分がなかったか、主観的表現になっていないかなどの検討を行い、
よりよい投書となるように推敲させる。
5.本時の目標
@ 投書の文面から書き手の考え方や主張を正確に読み取るとともに、意見文として適切かどうか判断
する。
A 投書に対する自分の考えをまとめ、その内容を明快で論理的な文章として記述することができる。
6.本時の展開(3/4)
学 習 活 動 と 内 容 教 師 の か か わ り 評 価
投書を読み、そこに書かれ
ている内容を整理する。
・ 前時に提出された投書は、あらかじめ一つのエ
クセルシートにまとめておく。
・ 誰がどの投書を読むのかの指示は、番号・符号
等によって行い、書き手が誰かわからないよう
にする。
・ 投書を読む際には、前時に記述する際の留意点
としてあげた、
○ 「書き手の立場を明確にすること」
○ 「意見や主張が明確で、しかも客観性を持
っていること」
【関心・意欲・態度】
・他者の投書を、誠実に
読み取ろうとする。
【読む能力】
・書き手の考えを読み取
ることができる。
--87/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
102
投書の内容に対し、自分な
りの意見・反論等をまとめ
る。
(ワープロソフトによる文
書作成)
書き終えた意見・反論等を
ネットワーク上の共有ファ
イルに貼り付ける。
○ 「意見や主張を支えるだけの事実や体験
が提示されていること」
○ 「わかりやすい文章を心がけること」
○ 「内容にふさわしい題がつけられている
こと」
等の点が守られているか確認しながら読むよう
に助言する。
・ 意見・反論文を記述する際は、書き手の意図を
正確に読み取った上での意見・反論文となるこ
とに留意するとともに、投書に対して肯定・否
定の内容にかかわらず、趣旨が明確で論理的な
文章を書くように助言する。
・ 意見・反論はワープロソフトを使って記述させ、
文書ファイルの中から、氏名・出席番号を除き、
参照した投書の隣のセルに貼り付けるように指
示する。
【書く能力】
・読み手にわかりやすい
意見文を書くことがで
きる。
--88/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
103
資資資資 料料料料
(Microsoft Excel における「ブックの共有」設定)
(1)「ツール(T)」−「ブックの共有(R)」を選択。
(2)「複数のユーザーによる同時編集と、ブックの結合を許可する(A)」にチェックを入れる。これで、
複数の学習者が、ネットワーク上で共有するファイルを、同時に編集することができるようになる。
(縦書きの設定)
(3)「セルの書式設定」で「方向」を縦にし、「文字の制御」で「折り返して全体を表示する」にチェ
ックを入れる。これでセル内の文字が縦書きになる。
--89/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
104
--90/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
105
地理歴史科(地理A)学習指導案
「頭の中の地図」を表現しよう
〜現代世界の特色と地理的技能〜
(高等学校)
地理A「身近な地域の国際化の進展」の学習指導案です。空間認識を広げていくき
っかけとして、身近な地域社会を認知する方法を身につけるために、メンタルマップ
を作成します。その際、コンピュータを利用し、頭の中の地図を表現するための情報
収集と具体的な地図化作業を行います。そして、空間認知の整理の仕方や空間認識を
広めていくために有効な手段があることに気づかせます。
コンピュータ(画像編集ソフト)を利用することにより、生徒の興味・関心高める
とともに、情報の整理には様々な方法があることに気づかせながら作業を進めます。
--91/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
106
高等学校 地理歴史科地理歴史科((((地理地理A)学習指導案
1 単元名 「頭の中の地図」を表現しよう 〜現代世界の特色と地理的技能〜
2 単元のねらい
・ 個人や集団の居住地を中心に、身近な地域の地図化を試みることにより、生徒が空間に対する
理解度の向上に気づき、情報を空間的に考える習慣を身につける。
・ 地域調査のテーマに「国際化」をとりあげることにより、生活圏・行動圏に世界と結びつく諸
事象を見いだし、身近な地域の国際化の様子をとらえることができる。
3 単元の指導計画(5時間扱い)
(1)身近な地図に親しむ…………………………………(2時間)<本時>
身近な地域社会の空間認知を地図化する。その際、生徒に興味・関心を持たせながらコ
ンピュータを利用し、頭の中の地図を表現するために情報の収集と具体的な地図化作業を
行なう。そして、空間認知の整理の仕方や空間認識を広めていくために有効な手段がある
ことに気づかせる。
(2)地域調査<実習>……………………………………(2時間)
「身近 な地域の国際化」をテーマとしたグループ行動を実施する。事前に調査の目的や
範囲を検討し、土地や建物の様子の把握をする。結果をレポートや報告書にまとめさせる。
(3)地域調査に基づいた空間認知の修正<実習>……(1時間)
地域調査 に基づいて空間認知が拡大したことを踏まえ、ふたたび地図に表現し整理する
ことで、空間認識を定着するのに役立つことに気づかせる。
4 単元の評価計画
関心・意欲・態度 思考・判断 資料活用の技能・表現 知識・理解
・ 身近な情報を収集
し、より広い空間認
識に努める。
・ 生活圏、行動圏に見
られる世界と結び
つく諸事象に対す
る関心と課題意識
が高まっている。
・ 地図化が空間認知
のための情報の整
理に有効であるこ
とに気付き、その
手順や技法によっ
て認識の違いが結
果に及ぼす関係を
考える。
・ 生活圏・行動圏に
見られる世界と結
びつく諸事象を地
理的事象として見
いだしている。
・ インターネット検
索やアプリケーシ
ョンなどの情報機
器を利用し、空間
認知を的確に表現
できる。
・ 身近な地域の国際
化の進展や日本と
世界との結びつき
の様子を地域調査
や地図化などを通
して追究・考察し、
その結果を報告書
にまとめている。
・ 空間認識の拡大や
正しい認知のため
の調査・手法を正
しく理解し、その
知識を身につけて
いる。
・ 身近な地域の国際
化の進展や日本と
世界との結びつき
の様子を理解し、
その知識を身につ
けている。
--92/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
107
5 本時の展開
(1)本時の目標
必要な情報を収集し、空間認知を具体的に地図に表現できる。
(2)本時(1〜2 時間)の展開
学習活動 指導内容 指導上の留意点 評価観点(方法)
導入
(10 分)
ワークシートを
配布し、学校周辺
の地図を描いて
みる。
「頭の中の地図(メ
ンタルマップ)」が自
分の生活の中から形
成されていることに
気づかせる。
細かいところまでは
要求せず、素描でおお
よそ自らの空間認知
を具体的に表現する
ため、おおまかに地域
を思い出せばよいこ
とを伝える。
展開
(15 分)
頭の中の地図を
作成・表現する。
インターネット
を利用し、地図作
成の下絵となる
図をダウンロー
ドし保存する。
国土地理院のホーム
ページの、2 万 5 千
分の 1 の学校周辺 の
地図をダウンロード
させる。ペイントを
起動させ、必要な部
分を切り出し、別名
で保存させる。
インターネットの利
用でつまずいている
生徒の対応をする。
ダウンロードができ
ない生徒のためにフ
ァイルを用意してお
く。
【関心・意欲・態度】
積極的に地図化するた
めに必要な情報を得よ
うとしている。(観察)
【資料活用の技能・表現 】
うまくアプリケーショ
ン等を利用する。
(観察・机間指導)
(25〜
75 分)
画像処理ソフト
を用いて、作業を
行う。
※作業中に気づ
いたことをワー
クシートに記入
する
画像処理ソフトの利
用法を説明した後、
レイヤーを用い必要
な情報を重ねさせ
る。
図形描画ソフトの利
用でつまずいている
いる生徒への個別の
対応をする。
【思考・判断】
色使いや文字の大きさ
によって、地図表現にメ
リハリをつけたり、表現
内容をうまく整理する。
(作成した地図)
【知識・理解】
空間認知を定着させる
手法として、地図化作業
が有効であることに気
付き、簡単な図で表現し
たり、情報を空間的に考
えたりすることができ
る。(ワークシート)
--93/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
108
(10 分) レイヤー を重ねたも
のをひとつにし、フ
ァイルとして保存・
印刷させ、印刷物と
ワークシートを提出
させる。
6 学習プリント例
身近な地図に親しもう
組 番 氏名
本日の課題 身近な地域の地図を作成しよう
【作業1】自分たちの学校がある町の地図を描いてみよう
【作業2】国土地理院のホームページ(http://www.gsi.go.jp/ )を検索し、学校周辺の地図をダウンロード
して保存しよう。保存したら、ペイントを起動し、必要な部分を切り取って、また保存しよう。
【作業3】図形描画ソフトを使用して、地図に色を塗ろう。
[色分けの例]
@[知っている道][知っている建物]
A[毎日歩く道、利用する建物 ][週1回は歩く道、利用する建物 ][知っているがほとんど利用しない道、建物 ]
Bその他 自由に
【作業4】作業の結果、わかったことをまとめよう
--94/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
109
資資資資 料料料料
出典:国土地理院発行の2万5千分の1地形図(横浜東部)
背景(地形図)の上に、毎日通る道、よく知っている建物、よく知っている道、鉄道、地名を記入
毎日通る道、よく知っている建物、よく知っている道、鉄道、地名のレイヤーのみを表示
--95/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
110
出典:国土地理院発行の2万5千分の1地形図(横浜東部)
画像処理ソフトでの作業中の画面例
--96/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
111
数学科(数学T)学習指導案
グラフの特徴を考えよう
〜二次関数のグラフ〜
(高等学校 第1学年)
数学科の授業において、生徒の理解を深めるためのIT活用は数多く試みられてい
ますが、ここでは板書の重要性に注目してみました。関数の視覚的表現であるグラフ
を効率的に黒板に表現する方法を考えました。
関数グラフ表示ソフトをプロジェクタで黒板に投影することによって、より多くの
グラフを短時間に描くことができ、生徒が容易にその規則性や性質を見つけることが
できます。これにより、生徒にゆとりができ、数学的な見方や考え方を育てることが
できます。
--97/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
112
高等学校 数学数学科科科科((((数学数学TTTT))))学習指導案学習指導案
1 学年 第1学年
2 単元名 二次関数とグラフ
3 単元の目標
(1)二次関数を一般形から標準形に変形させることによって、グラフの概形がかけることを理解し、
グラフの特徴を考える。
(2)グラフの増減等を考えることによって関数の基礎的概念を身につける。
(3)自然界と深く関連している放物線(ここでは二次関数として)を考えることにより、数学に対す
る興味を深める。
4 単元について
二次関数 は、高等学校の数学において学習すべきもっとも重要な単元のひとつである。特にいろいろ
な式の二次関数への置換による解法は、必ず身につけておかなければならない。通常、二次関数のグラ
フの学習は、一般形から標準形への変形(平方完成)と、x軸、y軸方向の平行移動を基本として展開
していくものであるが、平行移動の考え方は、それほどわかりやすいものとはいえず、ここでつまずく
生徒も少なくない。ここではまず平方完成の式変形を身につけ、次にワークシートを使いx、yの値の
表を作って点をプロットし、さらにグラフの頂点、上に凸・下に凸などの理解を助けるためにグラフ描
画ソフトを利用する。この学習方法によって、二次関数の一般形のグラフが容易にかけると考える。ま
た平行移動については単元の最後で学習する。
5 単元計画(全8時間)
(1)関数(1時間)
関数 の定義とその定義域、値域
(2)平方完成の式変形の練習(1時間)
c bx ax + +
2
q p x a + -
2) (
(3)
2ax y= のグラフ(中学校での既習内容)の確認と用語の説明(1時間)
頂点 、上に凸・下に凸など
(4)二次関数の標準形q p x a y + - =
2) ( とそのグラフの簡単なかきかた。
(1 時間 )本時
(5)二次関数の一般形 c bx ax y + + =
2
と平方完成によるグラフのかきかた。(2 時間)
(6)二次関数の決定問題の演習(1時間)
特に標準形 と一般形の式の使い分けを中心に。
(7)平行移動に関して(1時間)
--98/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
113
6 評価規準
関心・意欲・態度 数学的な見方や考え方 表現・処理 知識・理解
二次関数のグラフに興味を
持ち、実生活の中でどのよ
うな使われ方をしているか
見出そうとする。
関数の概念を理解し、二次
関数のグラフをかくことの
意義がわかる。
二次関数の一般形から標準
形に変形することができ、
二次関数のグラフをかくこ
とができる。
二次関数の式の意味を理解
し、グラフの平行移動につ
いても理解している。
7 本時の展開
(1)本時の目標
・標準形q p x a y + - =
2) ( における q p a , , とグラフの関係がわかり、標準形のグラフがかける。また
この式の持つ意味を考える。
・二次関数について、点をプロットしてグラフに表すことによって、頂点でyの値が最大または最
小であることに気付き、関数をグラフに表す意味を考える。
(2)本時の指導過程
学習活動 指導内容 指導上の留意点 評価の観点
○
23x y= および
24x y - = のグラフをか
く。
2ax y= のグラフのか
きかたの復習をさせる。
(左右対称、上に凸・下
に凸などを確認)
グラフ作成ソフトの黒板
投影機能を活用して行
う。
(知識・理解)
○
2ax y= のグラフのか
きかたがわかる。
○ワークシート上で二次関
数5 )3 (2
2- - =x y および
6 )1 (2
2+ + - = x y の
y x, の表を作り、これをも
とに y x- 座標平面上に
点をプロットする。
プロジェクタにより黒板
に投影された座標に(図
1)生徒自身が計算した
点をプロットさせる。
q p x a y + - =
2) ( の 頂
点が) , (q p であること
に気づかせる。
グラフが折れ線グラフと
は異なり、滑らかにつな
がることを確認する。(計
算間違いについては個々
に指導する。)
生徒がxからyの値を
計算する様子、および点
をプロットする様子を机
間指導しながら確認す
る。
(興味・関心・意欲)
○ワークシートを正しくて
いねいに作ろうとしてい
る。
○提示された3つの二次関
数について、これらの頂点
と上に凸・下に凸を求め、
ノートに、簡単にグラフを
かく。
@ 3 )1 (3
2+ + - = x y
A 7 )4 (
2- - =x y
B
25x y - =
あらかじめグラフ作成ソ
フトの黒板投影機能によ
って座標を投影しておき
(図2)、進行状況をみて
生徒に黒板で頂点と、上
に凸・下に凸の様子をか
かせる。
ここでは、頂点と上に
凸・下に凸だけについて
考えさせる。
25x y - = は
0 )0 (5
2+ - - = x y
と変形できることに気づ
かせる。
(表現・処理)
○二次関数の頂点や上に
凸・下に凸が求められ、
それを用いて、グラフが
かける。
--99/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
114
○頂点以外のグラフ上の点
をとって、@〜Bのグラフ
の開き具合を決定して、よ
り正確なグラフをかく。
○q p x a y + - =
2) ( のグ
ラフの頂点が() q p, であ
ることの理由を考える。
グラフの開き具合を決定
するために他の点が必要
なことに気づかせる。グ
ラフ作成ソフトの黒板投
影機能を活用して、グラ
フをかいて(図2)、必要
なもう1点をとり最終確
認する。
最初に、0 ) (
2≧をヒ
ントとして与える。
ここではx軸との交点
については触れない。
学習のまとめをする。 上に凸・下に凸、頂点、
およびもう1点を使うこ
とによって二次関数のグ
ラフの概形がかけること
を確認する。
(4)へのつながりとし
て、平方完成を使えば二
次 関 数c bx ax y + + =
2
のグラフがかけることを
示唆する。
(表現・処理)
○頂点以外の他の点の座標
が正しく計算され、その
点を含めて、グラフがか
ける。
(数学的な見方や考え方)
○グラフの頂点で、二次関
数の値が、最大または最
小になることをヒントと
して、q p x a + -
2) ( への式変
形の意義、及び頂点の数学
的意味がわかる。
(3)ITの活用による効果
プロジェクタでグラフを黒板に投影することによって、グラフをかくのに必要な頂点等を確認す
ることができ、演習が効率よく、スムーズに進む。このことから二次関数のグラフをかくことがで
きるという目標を達成するためにITの活用が効果的であると考えられる。
--100/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
115
資資資資 料料料料
図1.プロジェクタにより黒板に投影(展開1)
図2.プロジェクタにより黒板に投影
(展開 2・展開3)
<使用ソフト>
数学用関数グラフ描画ソフト(神奈川県立総合教育センター作成)
http://www.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/it/fdraw.htm
@黒板に投影した座標に、生徒がチョーク
で点をプロットする。
Aグラフ描画機能によりグラフを表示
B頂点と上に凸・下に凸のみを、生徒がチョ
ークで黒板に投影した座標に記入
Cグラフ描画機能によりグラフを表示し開き具
合を決定するためにもう一点必要なことを説明
--101/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
116
--102/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
117
外国語科(英語T)学習指導案
Eメールを使って英語で表現しよう
(高等学校 第1学年)
姉妹校とのEメール交換という機会を設定し、書くことを中心とした表現の能力育
成を目指しています。
自分の意見を主張し、相手からの反応を得ることで、お互いの考え方や論理構成の
仕方、価値観の相違などを学ぶとともに、Eメール交換という大きなプロジェクトに
向けて、英語の表現力を磨こうとする意識づけをしました。
--103/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
118
高等学校 外国語科外国語科((((英語英語TTTT))))学習指導案学習指導案
1 単元名 Charlie Brown
2 単元目標
本文の内容について自分の意見をまとめ、英語で表現し、米国の高校生とその意見を交換することがで
きるようになる。
3 単元について
英語Tは「日常的な話題について、聞いたことや読んだことを理解し、情報や考えなどを英語で話した
り書いたりして伝える基礎的な能力を養うとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を
育てる」ことを目標としている。
しかし、実際の授業では教科書の訳読が中心となり、その内容についての理解や検討が不十分なことが
ある。そのため、ここでは、本文を読んだ後にその内容について生徒が自分の意見をまとめる時間をとり、
本文の内容をより深く味わうことができる指導計画をたてた。
また、英作文指導では日本語を英訳することに重点を置きがちであるため、生徒が自分の意見をまとめ
英語で書くという学習を通して、書く能力を養うこととした。さらに、英語をより実践的なコミュニケー
ションの手段として活用できるよう、生徒の書いた英文をEメールで米国の高校生に送信し、意見交換す
ることで、日米の高校生のそれぞれの意見を比較検討できるようにし、考え方や意見の相違と類似性を知
ることができるようにした。
学習後も、Eメールによる意見交換が継続して行えるよう工夫し、実践的なコミュニケーション能力を
高めるとともに、異文化理解への切り口としても活用したい。
4 指導計画
時間 学 習 内 容
1 introduction, warm-up
2 本文理解 Part 1 Is Charlie Brown a Loser?
3 本文理解 Part 2 We Light at Lucy
4 本文理解 Part 3 Don't Give Up Before You Start
5 本文理解 Part 4 Ask for Help When Necessary
6 言語材料の定着 まとめ 関係代名詞、if, Whether で始まる 節
7 本文の内容について自分の意見をまとめ、英語で書く。
8 Eメール送信の手順、Eメール送信
9 Eメールの内容の比較検討
5 単元の評価規準
関心・意欲・態度 表 現の 能 力 理 解 の 能 力 知 識 ・ 理 解
○意欲的にEメールを
書こうとしている。
○本文に対して自分の意
見をまとめ、英語で書
くことができる。
○相手に意見を求める
英文を書くことがで
きる。
○本文の内容を正確に理
解している。
○本文中の語句、表現の
意味を理解している。
--104/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
119
6 本時の目標
・本課の内容について自分の意見を英語でまとめ、相手に意見を求める英文を書くことができる。
・意見を述べる時に必要な語句・表現などを理解する。
7 本時の展開(7/9)
学習内容 学習活動 指導上の留意点 評価の観点(方法)
○ 「自分の意見を
まとめ、英語で
書く」活動につ
いて考える。
○ Eメールの概要
を知る。
○ 英文を書く際に
必 要と す る 語
句・表現をまと
める。
○ ハンドアウトを
参考に自分の意
見をまとめ英文
で表現する。
○ 説明を聞き、活動の
趣旨を理解する。
○ プリントされたE
メールの実例を読
む。
○ Eメールは手軽な
伝達手段ではある
が、ネチケットなど
注意すべき点もあ
ることを理解する。
○ プリントされた語
句・ 表現を学習す
る。
○ 本文の内容につい
て自分の意見をま
とめる。
○ その内容を英文で
書く。
○ 完成した英文をEメー
ルで送信し、アメリカ
の高校生と意見交換す
ることが最終目標であ
る旨を伝え、活動への
意欲・関心を高める。
○ ネチケットなど、注意
すべき点もあることに
ついて注意を促す。
○ 英文の前半で自己紹介
をすることとし、この
部分については例文を
提示して誰にでもすぐ
に書けるように配慮す
る。
○ 書き込み用プリントを
配布し、内容理解を深
め、自分の意見をまと
めさせる。
○ 本文中からメールに書
くテーマとして考えら
れるものを紹介する。
○ 机間指導をしながら、
生徒の取り組み、進度
を確認する。
○ 語句・表現の指導をす
る。
【関心・意欲・態度】
○ 積極的に英文を
書こうとしてい
る。
(観察)
【表現の能力】
○ 本文に対して自
分の意見を英文
で書くことがで
きる。
○ 相手に意見を求
める文を書くこ
とができる。
(ワークシート)
--105/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
120
資資資資 料料料料
(1) (1)語句語句・・・・表現表現ののののハンドアウトハンドアウト
Lesson 6 Charlie Brown and Lucy in us all / Let's send e-mail to High Point High School!!
−example−
Hi,
My name is ( ). I'm in the ( ) grade now. I belong to the ( ) club. I enjoy /
practice / We meet / every day / once a week / ev ery other day.
My hobby is ( ). When I have free time, I
Today I'd like to write about ( ). When I finished reading the article, I felt / th ought.
topics Charlie Brown, Lucy, Snoopy
our real character, knowing ourselves, our weaknes ses and strengths, a loser or a winner,
our personality, negative or positive, think the w orst of oneself, think too much of oneself,
our attitude toward life, if you try, you may succeed,
trying and then failing is better than never trying at all, look at the positive side of things
take the first step, Charlie and Lucy are similar or different? lack of confidence,
Do you hide your lack of confidence?
Charlie's way of thinking,
Can you ask others for help?
Too proud to ask others for help
Do you take yourself as you are?
(2)(2)(2)(2)弥栄西高校弥栄西高校のののの生徒生徒がががが書書書書いたいた英文((((網掛網掛けけけけ部分部分はははは教師教師がががが手直手直しをした箇所))))
@
Hi! My name is E*****. I'm in the 10th grade now. I belong to the tennis club. I enjoy playing tennis 6
days a week.
My hobby is playing tennis. When I have time, I go to my school to play tennis with my friends.
Today I'd like to write about Charlie Brown. When I finished reading the article, I felt Charlie is a wonderful
person, because he doesn't hide his lack of confide nce. Before he makes an excuse, he will ask others for help. He
doesn't have confidence, so he is so afraid of fail ure that he is too frightened to do anything. I hop e he will gain
confidence, then he will become a good person of ch aracter.
A
Hi, my name is K*****. I'm in the 10th grade now. I belong to the soccer club. I practice it every day . I also
like reading comics. My favorite comics are "One Pi ece", "Naruto", "Hunter x Hunter" and "Dragon Ball. "
Today I'd like to write about Charlie Brown. When I finished reading the article, I thought Charlie Br own is
not a loser. When Charlie Brown has a problem, he o ften asks others for help. There is nothing wrong w ith Charlie
Brown because it is very important for us to ask ot hers for help. If a person is like Lucy, who is usu ally too proud
to ask others for help, he can't make friends. Aski ng others for help is the reason why Charlie has ma ny friends. A
friend is one of the most important things in life. When he does something wrong, Charlie Brown has on e of the
most important things in life, friends. I think Cha rlie Brown should be more positive. What do you thi nk?
--106/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
121
B
Dear friends,
Hi, my name is E*****. I belong to the brass ba nd club and I practice the horn every day. I have belonged
to it since junior high school and I have had few h olidays, so I sometimes feel tired, but I enjoy pra cticing the horn
every day.
Today I'd like to write about Charlie Brown. I think I am like Charlie Brown because when I have s ome
problems, just like Charlie Brown, I see the negati ve side in life. The more I fail, the worse I thin k of myself.
But Charlie and I can get some help from others. I think I can't live without getting some help fr om others.
How about you? Please write back.
(3)(3)(3)(3)ハイハイ・・・・ポイントポイント高校からの返事
@
Dear E,
I'm A***** and I'm in the ninth grade. I think Cha rlie Brown is an unfortunate person because he alwa ys
thinks he'll lose in life and sports, and he does. I feel sorry for him. I also agree with you. He doesn't have
confidence. I hope he gains the courage to do what he wants. I like to play video games. I also like to go on the
internet. A.O.
A
Dear K,
Hello there! Our names are J****, M****, G*****, a nd M***** and we are American. We all like anime,
manga, and video games. Now we'll write about Char lie Brown. We agree with you. We think Charlie
Brown should be more positive, because if Charlie B rown were more positive then he would do better in life.
The most important thing in life is to have friends to support you all the way.
M. E. / G. D. / J. K. / M. D.
B
Dear E-san,
Yes, you can't live without getting some help from others, because without help you can't get very far . Also,
when you were a baby, you were helped when you were learning to walk. In other words, don't stop gett ing help.
Everyone needs help, even us. We are in the ninth grade and we all like Charlie Brown comics. What g rade are
you in now? Write back.
K, N, and O
--107/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
122
--108/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
123
家庭科(家庭総合)学習指導案
調理での計量を考えよう
〜調理の基礎〜
(高等学校 第1学年)
本学習指導案は、調理実習の主体的な実習計画作成にかかせない、調理における基
礎的・基本的な技術の定着をめざしたものです。
小・中学校での、調理実習の経験を生かしながら、高等学校の調理室を知り、与え
られた環境の中で、効率的に実習することを通して、考える力の育成をねらいとしま
した。
また、自作のデジタル教材を使うことで、計量方法や調理の技術を視覚的にとらえ
やすくし、生徒の理解を深めるためにITを活用しました。
--109/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
124
高等学校 家庭家庭科科科科((((家庭総合家庭総合))))学習指導案学習指導案
1 学年 第1学年
2 小題材名 調理の基礎
3 小題材の目標
調理 における基礎的・基本的な内容の確実な定着を図り、調理実習で活用できる能力を育てる。
4 小題材の設定理由
調理 に関しては、小・中学校で既に学んでいる。しかし、調理室に関しては、その仕様が学校ごとに
異なることから、調理計画をたてるためには、調理実習の前に調理室の全容を把握することが必要であ
る。また、生徒が主体的に調理計画をたてるためには、調理実習に関する適切な事前説明が求められる。
計量は、基本的な調理技術であるが、その重要性を認識できていない生徒も多い。重量と容量の違いを
理解し、実習における計量スプーンや計量カップの正しい活用法を体得させるとともに、一般的な切り
方を踏まえた調理の流れを理解するために、本題材を設定した。
5 題材の指導計画(2時間扱い)
〈ねらい〉調理実習で活用できる、調理に関する基礎的・基本的な技術を身に付け
る。
「調理の基礎」
(2)
〈指導のポイント〉 ※下線 は、ITの活用
1/2
(本時)
調理の基礎は小・中学校で学習していることであるが、生徒の実態を十分考慮し
て、基礎的・基本的な事項(調理室の使い方、計量の仕方等)に重点をおき、調
理実習を始める前に実習を通して理解させる。
プレゼンテーションを利用して材料の切り方や作業手順の説明を行い、調理実習
の流れを考えることに役立てる。
2/2
前時の学習を踏まえて、第1回調理実習の計画書を作成させる。
材料表における調味料の計量方法を考えさせ、学習の定着を図る。
6 本時の目標
・ 調理における計量器具の使い方を確認し、計量技術を習得する。
・ 調味料の重量とめやすを知り、食品の体積と重量の違いを理解する。
・ 実習における計量を考える。
本時の目標(評価規準)
T 関心・意欲・態度・・・積極的に実習に取り組もうとしている。
U 思考・判断・・・計量器具を用いて効率のよい計量方法を考えることができる。
V 技能・表現・・・計量の技術が身に付いている。
W 知識・理解・・・体積と重量の違いを理解している。
--110/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
125
7 本時の展開(1/2)
学 習 活 動 と 内 容 教 師 の か か わ り 評 価
・調理室の適切な使い方を
知る。
・計量器具の確認と正しい
計量を行う。
@計量スプーン
食塩 ・小麦粉・水
A計量カップ
水
・体積と重量の違いを知る。
・計量器具を用いた調味料
の効率的な計り方を考
え、ワークシートに記入
する。
・効率的な図り方を確認す
る。
・プレゼンテーションを参
考に、調理器具等を確認
しながら、調理実習の流
れを考える。
・次時の学習内容を確認す
る。
○安全や衛生に配慮した調理室の使い方を伝える。
○計量器具の正しい使い方を確認するためにプレ
ゼンテーションソフトを利用する。
○一人ひとりの計量の様子を観察し、助言する。
○計量の仕方によって大きな誤差があることをお
さえる。
○計量器具を用いて調味料の概量を量ることがで
きることを、プレゼンテーションソフトを利用し
て確認する。
・水・酢・酒以外は、同じ体積(ml数)でも重さ(g
数)が異なるを説明する。
・液体調味料はmlで計量することを伝える。
○計り方を確かめながら考えられるよう、計量器具
を準備する。
○正しい方法を伝える。
○第1回調理実習の調理の要点についてまとめた
プレゼンテーションを活用して、調理実習の流れ
を確認する。
○次時に、調理実習計画を作成することを伝える。
【関心・意欲・態度】
積極的に実習に取り組
もうとしている。
【技能・表現】
計量の技術が身に付い
ている。
【知識・理解】
体積と重量の違いを理
解している。
【思考・判断】
計量器具を用いて効率
のよい計量方法を考え
ることができる。
調理実習における計量の大切さを知ろう。
計量器具を用いた効率的な計量を考えよう。
調理実習の流れを考えよう。
--111/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
126
資資資資 料料料料
調理の基本・計量のしかた 食物
計量スプーン・カップ
1 大スプーン 15ml
2 小スプーン 5ml
3 すりきり
計量カップ
200ml
計量スプーン((((大大大大さじさじ1111))))
調味料のか
たまりがな
いように,,,,
よくほぐし
ておく。。。。
軽軽軽軽くくくく1111杯杯杯杯すすすす
くい取取取取りりりり,,,,
上上上上からから押押押押ささささ
えつけない
ように注意
して,,,,軽軽軽軽くくくく
すり切切切切るるるる。。。。
計量スプーン((((大大大大さじさじ1111////2222))))
さじの中央をををを
縦半分にににに切切切切っっっっ
てすりきりの
先先先先ですくいですくい出出出出
すように落落落落とととと
すすすす。
計量スプーン
上から押さえつけないように注意 して,軽くすり切る。
計る調味料によって重量が異なるので,調味料と大さじ・小さじの 関係に注意する。
(単位:g)
砂糖 塩 油 水 酒 酢 しょうゆ
小さじ1 3 5 4 5 6
大さじ1 9 15 13 15 18
計量カップ カップ((((水水水水))))
正確なななな分量分量をををを
計計計計るときはるときは,,,,
視線をををを下下下下げてげて
目盛りを見見見見るるるる
--112/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
127
工業科(情報技術基礎)学習指導案
コンピュータの周辺装置を調べ活用しよう
ハードウェア
(高等学校 第1学年)
学習指導要領の改訂により、「情報技術基礎」は、従前の学習内容を基礎的・基本
的な内容に厳選し、新たに、基礎的なマルチメディア技術を取り入れるとともに、普
通教科「情報」が必履修とされたことにも配慮し、産業社会と情報技術に関する内容
を新設し、工業における情報技術をより幅広くとらえる科目となりました。
ここでは、論理回路、処理装置の構成と動作及び周辺装置を通して、ハードウェア
に関する基礎的な知識や技術を習得できるような構成とし、教科書会社作成のコンテ
ンツ「情報機器と情報社会のしくみ」を活用した学習指導案を作成しました。
--113/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
128
高等学校 工業工業科科科科((((情報技術基礎情報技術基礎))))学習指導案学習指導案
1 学年 第1学年
2 単元名 ハードウェア
3 単元のねらい 論理回路、処理装置の構成と動作及び周辺装置を通して、ハードウェアに関する基
礎的な知識や技術を習得する。
4 指導計画(14時間扱い)
〈ねらい〉
コンピュータで用いるデータの表し方について習得する。
データの表し方
(6時間)
〈指導のポイント〉
・コンピュータの内部でのデータの表現方法の特徴及び2進数の重要性につい
て伝える
・2進数と16進数の基礎知識及び簡単な演算について、演習をしながら習得を
図る。
〈ねらい〉
OR、AND、NOT、NAND、などの回路やカウンタ、レジスタなどの動
作やこれらの組合せによる回路の基礎について習得する。
論理回路の基礎
(6時間)
〈指導のポイント〉
・基本的な論理回路の働きや真理値表については、実際の回路図を基に演習に
よって、理解が深まるようにする。
・組合せ回路は、論理式や真理値表等を作成しながら、基本回路に分けて考え
ることで理解が深まるようにする。
・カウンタやレジスタの動作については、フリップフロップの原理を基に考え
ることで理解が深まるようにする。
〈ねらい〉
論理・演算装置、主記憶装置、制御装置などの構成と動作について習得する。
処理装置の構成と動
作
(1時間) 〈指導のポイント〉
・処理装置の構成及び動作については、仮想コンピュータ等を用い、実際の動
作をシミュレーションすることで理解が深まるようにする。
〈ねらい〉
各種入出力装置、補助記憶装置などの構造や動作について習得する。
周辺装置
(1時間)
(本時)
〈指導のポイント〉
・入出力装置及び補助記憶装置の構造と動作については、実習などを通して、
実際に操作しながら理解が深まるようにする。
--114/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
129
5 本時の目標
周辺装置について取り扱い、ハードウェアに関する基礎的な知識と技術を習得する。
6 本時の展開(14/14)
学 習 項 目 学 習 活 動 評 価
《周辺装置》
○身の回りの入出力装置
○主な入力装置
○イメージスキャナによる
情報(画像)の取り込み
○デジタルカメラによる情
報(画像)の取り込み
○著作権や肖像権について
復習する
○主な出力装置
○取り込んだ画像の印刷
○携帯電話を例として入力装置、出力装置について
のイメージをもつ。
○情報機器と情報社会のしくみ(静止画像)により、
主な入力装置構造や動作原理を理解する。
・マウスの構造
・キーボードの構造
・イメージスキャナの構造
・デジタルカメラの構造
○イメージスキャナの使用方法を理解する。
○画像を取り込む。
○デジタルカメラの使用方法を理解する。
○画像を取り込む。
○画像の取り込みを通じて著作権、肖像権について
確認する。
○情報機器と情報社会のしくみ(静止画像)により、
主な出力装置の構造や動作原理を理解する。
・CRTディスプレイの構造
・液晶ディスプレイの構造
・インクジェットプリンタの構造
○印字出力方式からプリンタを分類していること
を理解する。
【関心・意欲・態度】
・各種周辺機器に関心
をもち、機能を理解
して活用しようとし
ている。
【技能・表現】
・機器の基本的な取り
扱いが正しくでき
る。
【知識・理解】
・主な周辺装置の種類
と機能について基礎
的な知識を身に付け
ている。
【思考・判断】
・情報モラルを踏まえ
た適切な判断ができ
ている。
--115/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
130
○補助記憶装置
○まとめ
本時の授業内容を振り返る
とともに、本単元のまとめ
を行う。
○ 補助記憶装置にはどのようなものがあるかを考
える。
○情報機器と情報社会のしくみ(静止画像)により、
補助記憶装置の構造を理解する。
・ハードディスクドライブの構造
・フロッピーディスクドライブの構造
・CDの構造
・DVDの構造
○情報機器と情報社会のしくみ(動画)により、補
助記憶装置のしくみを理解する。
・ハードディスクドライブ のしくみ
・フロッピーディスクドライブ のしくみ
○コンピュータの構成と周辺機器について振り返
り、ハードウェアの機能や仕組みについて理解す
る。
--116/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
131
資資資資 料料料料
情報機器と情報社会のしくみ(http://www.kayoo.org/home/mext/joho-kiki/ )
○入力装置
《マウスの構造》 《キーボードの構造》
《イメージスキャナの構造》 《デジタルカメラの構造》
○出力装置
《CRTディスプレイの構造》 《液晶ディスプレイの構造》
--117/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
132
《インクジェットプリンタの構造》
○補助記憶装置
《ハードディスクの構造》 《フロッピーディスクの構造》
《CDの構造》 《DVDの構造》
--118/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
133
知的障害養護学校 小学部 学習指導案
メッセージカードづくり
(知的障害養護学校 国語)
特別支援教育においては、障害を補う機器として、また興味関心のある教材として、
ITを活用することができます。障害のある子どもが情報機器を活用する場合、運動
機能に合わせた設定や障害に応じた特殊な機器を利用したり、理解しやすい表示にし
たりするなど、一人ひとりの特性に応じた技術的な支援を行う必要があります。また、
情報の理解や機器の操作技術を身に付けるだけでなく、意志決定や自己表現を支援す
ることも重要です。
本指導案は、「自分で選ぶ」と「考えをまとめる」という活動について、ITを活
用した支援をポイントとして作成しました。
--119/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
134
知的障害養護学校 小学部小学部 学習指導学習指導案案案案
1 学部 知的障害 小学部
2 単元 メッセージカードづくり (国語、自立活動、総合的な学習の時間)
3 目標
「話す」「書く」などに困難がある児童において、写真やシンボルを使った意志の伝達は、コミュニ
ケーション能力の育成に有効である。コンピュータやデジカメ、プリンタ等のIT機器を活用すること
で、児童が効率よくカードを作成できるようになった。本単元においては、児童が主体的に写真を撮影
し、それを利用したメッセージカードの作成を通して、自分の意思を表現しようとする意欲や態度を育
成することを目標とした。
4 対象児童の様子
対象児童は小学部高学年である。上肢の運動、特に細かい運動の制御が難しいが、手を使おうとする
意欲はある。自分だけで字を書くのは機能上難しいため、簡単に字として表すことができるコンピュー
タに対しては興味を持って取り組んでいる。50音配置のひらがなキーボードを利用して、時間がかか
るが正確に打つことができる。マウスの操作は、選択の対象が大きい場合は自分でできるが、メニュー
から操作を選択する場合には誤操作がある。
言語は少ないが、問いかけには二語文程度で会話ができる。
5.単元のねらい
自分の思っていることを表現する力を育てるために、コンピュータを利用した手紙の作成を行ってい
るが、文章のみの表現では時間がかかり、すぐにあきらめてしまう傾向が見られる。写真やイラスト等
は興味を持って見ており、写真が記憶をたどる手がかりになっている場合もある。
そこで、写真を児童本人が撮影し、それを取り込んだカードに自分の感想や様子を綴ることを通して、
自己表現力を育てることを試みた。
6.IT機器活用のポイント
●デジタルカメラ
撮影対象を児童が選択できるようにする。撮影に際しては、ファインダーでなく液晶で撮影対象
を確認しながら撮影する。なお、カメラの固定等の援助によって児童がシャッターを切れるように
する。また、撮影後すぐにカメラの液晶画面で画像を確認する。
●コンピュータの操作
50音配列の「小型ひらがなキーボード」を利用する。文字の配置がわかりやすく、また複数キ
ーを同時に押さない工夫がされている。キーを押してから入力までの反応時間を長く設定すること
で、誤操作を少なくできる。マウスは、右ボタンを押さないように機能制限を加えている。小型の
--120/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
135
キーボードが利用できないときは、Windowsの「ユーザー補助」のフィルター機能の設定で、キー
を押してから入力までの反応時間を制限している。
●画面の設定
「画面のプロパティ」でフォントを最大にすることで、文字を見やすくしている。
デザインは通常のデザインを使っている。
●アプリケーション
(1)ワープロソフトの設定
フォントサイズを 14 ポイント とし、「印刷レイアウト」で表示をしている。
また、ゴシックなどの太めのフォントを使用する。
(2)スライドショー
使用ソフト: IrfanView32(フリーソフト)
指定したディレクトリ内の画像ファイルをサムネイル表示できるほか、画像をスペースキ
ーだけで次々切り替え表示することも可能であるため、操作を理解しやすい。
7 指導計画(4時間扱い)
時間 主な学習活動
1 デジカメによる撮影の練習
・教室で、児童が好んでいる絵本や身近な文房具などをデジカメで撮影する。
・コンピュータを使い、撮影した写真をスライドショーの形式で写しだし、画像につ
いて会話による説明をさせる。また、次回に利用する対象物を選択する。
2 ワープロソフトによる説明文の作成
・前時に選択した対象物を、デジカメで撮影する。
・ワープロソフトに撮影した画像を挿入する。
・画像を見ながら、対象物の名称と好きな理由、説明文などを入力する。
3
(本時)
写真入りメッセージカードの下書き
・友達、先生など、人物を撮影する。
・撮影した写真をワープロソフトに挿入する。
・写真を見ながら、メッセージを入力する。
4 メッセージカードの作成
・人物の写真を挿入する。
・カードをイラストなどで飾る。
・前時に作成したメッセージを参考に、修正や追加しながらカードを完成させる。
・カラープリンタで印刷し、相手に渡す。
8 本時の目標
写真入りメッセージカードの下書きを行うことを通して、児童が撮影対象を選択し、それを取り込ん
だカードに自分の思い等を綴ることができる。
--121/122--
「ITを活用した授業づくり」ハンドブック
136
9 本時の展開(3/4)
写真入りメッセージカードの下書き
学習の活動 指導のポイント IT活用のポイント
○友達、先生など、人物を
撮影する。
・撮影対象を最初に決めず、
複数の人物を撮影する。
・液晶画面で対象を確認し、自分でシャ
ッターを押せるようにカメラを固定す
るなど、介助する。
○撮影した写真をワープロ
ソフトに挿入する。
・問いかけをしながら、撮影
した人物について確認す
る。
・ファイルの挿入は、教師が行う。
・画像の表示サイズなど、用紙の大きさ
に合わせて、教師が調整する。
・わかりやすいサイズと位置に挿入する
よう配慮する。
○写真を見ながら、メッセ
ージを入力する。
・写真の人物についての会話
をしながら、メッセージを
考えさせる。
・メッセージがうかばない場
合は、これまでのかかわり
や児童の活動など、テーマ
を与えて、書くための援助
をする。
・小型ひらがなキーボードは、滑り止め
を使うなどで、位置が固定されるよう
に工夫する。
・キー配列の表示は、ひらがなのみのも
のを使用する。
・児童が利用する前に、固定キーの機能
などを設定しておく。
・理解できない漢字の変換は介助する。
○印刷して、読みあげる。 ・内容を意識させるため、書
いた内容を読み上げること
を援助する。
・印刷前にプレビューを、児童と行い、
仕上がりを確認する。
●小型ひらがなキーボード
50音配列であり、キーの配置を理解し
やすい。表示のシートも、3種類あり、理
解しやすいものに変更できる。
また、入力部分が凹んでおり、複数を同
時に押すことがない。固定キーやフィルタ
ーキーの機能もある。
--122/122--